GWに入って滝沢歌舞伎祭が始まっています。昨日、改めてTVガイドさんの窓を見ていたところ、昔のタッキーの表紙のTVガイドも貼ってありました。18歳ですからbefore 歌舞伎のタッキーですね。このほかにも過去のタッキーの表紙のTVガイドが並べて貼ってありますので、お帰りの際にチェックをしてみてください
今日は後藤泰観君についてです。後藤君は滝沢歌舞伎だけでなく、ジャニーズ舞台に頻繁に出演しています。気が付けばジャニーズの舞台を見るたびに後藤君を観ているような気がします。ジャニーズワールドも出てましたよね。朝から過去の滝沢歌舞伎のDVDを見比べていました。オープニングの後藤泰観君のバイオリンを聴き比べようと(なにやってるんだ)思い立ったのです。
2008年(当時18歳)もてる能力ギリギリで演奏
2010年(当時20歳)技術の向上
2012年 (当時22歳)この時期格段に上達
2014年 (当時24歳)スタイルの確立
滝沢歌舞伎がはじまったころ、「なぜ歌舞伎にバイオリンを入れるのだろう?」という思いがありました。年表にも書いたようにギリギリの能力で演奏している中、歌舞伎とうまくマッチングしているようには見えませんでした。そこから10年後藤君はもはや、滝沢歌舞伎の顔ともいえる存在になりました。林翔太君が8年連続の出演ですが、後藤君はそれ以上に出演をしています。後藤君の演奏も入る滝沢歌舞伎OVERTUREを聴くと、過去の作品が思い出され、ああ今年も滝沢歌舞伎の時期が来たなと思います。
後藤君のバイオリンは季節の風物詩となりつつあります。(←ジャニヲタ限定)バイオリン後藤を季語にして俳句とか作りたいよ。
10年という年月を経て、後藤君は”バイオリン”というジャンルを確立しました。バンド形式に組み込まれづらいクラッシックの楽器をアイドルの舞台に持ってくるという発想に驚かされます。本物のバイオリン奏者をある一曲のために呼んでくるということはあると思いますが、舞台全体の一部としてバイオリンの人間を育てるというのは、ジャニーズ事務所くらいでしょう(バイオリンの得意な後藤君が入所したことで始まったことだとは思いますが)。同時に、ジャンルを作るためには後藤君自身の努力がなくしては成り立ちません。もしこれが全然うまくないバイオリンであればジャンルとして確立してないわけです。後藤君だからバイオリンというジャンルが今あるのです。今後もある特定の技術を身に着ければ輝けるという一つの道筋に後藤君はなっています。
バイオリンだけではない後藤君
でも今年の後藤君はそれだけでないのです。タッキーが動きました。鼠小僧の中で犬という役を後藤君に与えたのです。セリフはありません。鳴き声だけです。しかしこれがびっくりするくらい良い声で吠えるのです。三宅健君演じるせん吉親分とタッキー演じる次郎吉の二人の会話を横で聞いているだけと思いきや、暗転前に「ワオーン」。情緒を出してます。茶屋のシーンで多くの街の人にも絡んできますが、好きな人にはうれしそうに絡み、そうでない人には冷たくするというちょっと好き嫌いのあるワンコを熱演しています。
後藤君はもともと面白いキャラクターであることは注目されていました。過去の口上でも面白いことを真顔で言っています。
2008年
後藤家には馬がゴトウいます。うそです。でも猫はゴトウではなく五匹います。後藤泰観
2010年
0120-510-510フリーダイヤルゴトーゴトー絶対かけないでください。後藤泰観
舞台経験も長く、アドリブもきくので、今後も後藤犬注目です。バイオリンとバイオリンじゃない役。どちらもタッキーが手放さない才能ですね。
やっぱり林君はできる男だった。
本日の化粧シーンでの三宅健君とタッキーのやりとりの中で、佐久間大介君がついに健君と食事に二人きりで言った話がでました。そこで林翔太君も誘おうとしたというくだりがあり。。。
健:林君がいつも楽屋に挨拶に来てくれてるんだけどさ
滝:彼はいつもしてくれますよね
健:ちゃんとしている
滝:おすすめですよ
タッキー相変わらずの林強火推し。
そんな中、化粧シーンの終わりごろ、タッキーは舞台上に不要物があることに気が付きます。高台にいるタッキーは自分ではどうすることもできないので、黒子の目黒君になにかささやいていました。黒子も気づいて曇った表情で裏に引っ込みました。
Season'sで舞台上に出ていた林君がタッキーと目があった瞬間、タッキーがその不要物に目をやって「これなんとかして」と合図。なにごともなかったかのように林君は自分のポジションにつく過程でその不要物をさりげなく足で踏んで見えないようにしました。暗転の瞬間に不要物を拾って立ち去る林君。
かっこいい!
こういう連携プレーが滝沢歌舞伎です。いい舞台を作るためにみんなが自然に動いていく姿。こういう瞬間に出会うとうれしくなります。これは意図的につくるものではないけれど、ハプニングに対応する力というのも魅力です。
さて今日も新しい舞台が幕をあきます。
Believe