J組がむしゃらら

日々のジャニーズあれこれ。舞台、コンサートを中心に映画、DVDもeveとその友人、ざっきちゃんとロンさん三人のジャニーズへの思いをつづっていきます。

12/20 ジャニーズJr.総動員、ジャニーさんの頭の中総動員―ジャニーズ・オールスターズ・アイランドレポ

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12月に入ってから、少しジャニーズ関連から遠ざかっていましたが、これからは怒涛のジャニーズの年末が始まります。その幕開けが『ジャニーズ・オールスターズ・アイランド』です。昨年の『ジャニーズ・ワールド』そして今年後半の『ジャニーズフューチャーワールド』を経て『ジャニーズ・オールスターズ・アイランド』につながっていきます。とにかく情報量が多い。ジャニーさんの世界を描くにあたり、今まで使ってきたものを全部広げてみましたという、ジャニーさんの見本市になっていて、ワクワクしました。今回もネタバレ全開ですから、まだご覧になってない方はご注意ください。

 

 

 

 

 

あらすじ

 ある劇場では明日のスターを夢見る若者たちによる、華やかなショーが繰り広げられていた。マンションのダンス、フライング、壁に垂直に立ってのアクロバティックパフォーマンス。大がかりな仕掛けで観客を驚かせていた。それだけに危険を伴う現場では思わぬハプニングが発生するが、「ショーを続けろ」というプロデューサー(内博貴)。ショーのために命をかけ、「自分たちはこの先本当にスターになることができるのだろうか」と疑問を持つ紫耀に、デビューをしている先輩藤ヶ谷太輔、玉森裕太が「過去をみることだ」とアドバイスをする。

 

 舞台には伝統から生まれた、太鼓とマスクのパフォーマンスが繰り広げられる。先輩藤ヶ谷は過去についてなお、忘れてはいけない戦争の歴史を知らなければならないと紫耀たちに教える。

 

人類史上類を見ない犠牲者を出した第二次世界大戦。東京大空襲、神風特攻隊、硫黄島、そして紫耀たちと変わらない年の若者たちが兵士として送られる戦場。その惨状は目を覆うものばかりだが、同時に心に刻みつけなければならないものだった。

 

一方、玉森は、人はその惨状から立ち直り、新しい世界を作る力を持つ存在だと語る。敗戦から日本は立ち直り、見事に復興をした。1964年の東京オリンピックを契機に著しい経済成長を遂げ、今、世界から注目される世界になった日本。2020年再び、オリンピックも戻ってくる。人間には素晴らしい力もあるのだ。

 

この過去があるから今がある。勝利は「自分たちの未来を必ず作ってみせる」と決意を新たにする。

 

未来を探しに宇宙に出た紫耀たちは「宇宙に出て、先輩を追い越してやる」と惑星を旅することになる

 

火星、水星 …

 

宇宙は平和だ。それは人がいないからなのかもしれない。

 

宇宙に冬を見つけた紫耀たちは、氷漬けの世界のなかに、過去にあった人間の悲劇をみる。タイタニックの衝突事故、ヒンデンブルク号の墜落事故。自然を破壊する人間はまた、自然の力の前に非力でもある。人間と自然は共存することができないのだろうか。

 

 木星、金星

 

先の見えない宇宙の旅の中で、(高橋)海人は地球へ帰りたいと言い出す。必死に未来を探そうとする紫耀。紫耀は共に舞台に立つ仲間達と未来への不安をたたかわせて未来は地球にあると気づく。玉森と藤ヶ谷は紫耀たちが未来をつかみかけていると感じていた。

 

紫耀たちが地球に帰ろうとする中、勝利はプロデューサーの父である狂気の人からショーのすべてを吸収するために宇宙に残ると言い出す。狂気の人は不安に思う未来に対して、自分で考え、乗り越えて行かなければならないと諭す。

 

藤ヶ谷、玉森にいざなわれ(ここだと時の旅人っぽい)、紫耀達は地球に戻った。エンターテインメントの地、アメリカには、紫耀たちが目指す未来の基礎がある。あおい輝彦さんが所属していた初代ジャニーズ、マイケル・ジャクソンの振付師であるマイケル・ピータース、トラビス・ペインと少年隊との出会い。その延長線上に紫耀たちはいる。ジャニーズの歴史は未来につながっている。

 

 

 

ジャニーさんの頭の中総動員

今回のジャニーズ・アイランドは冒頭に書いたように、ジャニーさん演出の全てがつまっています。

 

そもそも、ジャニーズ・ワールド、ジャニーズ・フューチャー・ワールドは多くのジャニーズ舞台の演出の

 

Endless SHOCK 

DREAMBOYS 

滝沢歌舞伎 

少年たち
ABC座

などなどのいいところを抽出して、再構築しているものです。

  

マンション 

マスク 

太鼓など、 

ジャニーズならではのパフォーマンスをちりばめて、

 

繰り返してはいけない悲惨な戦争体験

観客を一秒たりとも飽きさせないショーマンシップ 

という二大テーマを語っていきます。

 

 そして、今回、忘れてはならないのはこの舞台がジャニーさんとジャニーズ事務所に所属する平野紫耀君をはじめとするJr.との対話になっているということです。

 

華やかなエンターテイメントの世界にいながら、エンターテイメントの未来とはなにか?自分たちに(アイドルとしての)未来はあるのか?を舞台上の役者に考えさせ、その答えをプロデューサーの父である狂気の人が答えるという仕組みになっています。今まではあくまでもプロデューサーの口を借りてメッセージを伝えていたジャニーさんですが、プロデューサーの父を登場させ、その人がエンターテイメントを教えてくれた人だという説明も加えています。どんどんジャニーさんがせり出してきてる。伝えたいメッセージの強さが前に出ているからなのでしょう。今、焦って結果を出そうとするな、じっくり自分の中で考えろ。前にABC座で先の見えないSnow Manが焦ってけんかになったときに、同じように諭されていましたが、デビューというゴールが見えづらい中で結果をとにかく出したいJr.は多い。ジャニーさんはその焦りに対する答えと、舞台のチャンスをジャニアイでJr.に与えているのです。

 

 全身全霊の演目ですから、ジャニーさんの渾身のエンターテイメントがてんこ盛り状態で惜しげもなく披露されています。なにがすごいってABC-Zのコンサートで使われた大がかりな装置がごっそり使われています。本来一つでお腹いっぱいになるところを、3つも装置を運び込んでいますから、まずはスペース的に無理がある。もはやまわり舞台で装置を回してパフォーマンスを見せるという、過剰さ。寿司とステーキと天ぷらをいっぺんに食べさせる、ホテルのビュッフェ状態です。

 

 

 学徒動員白い軍服の意味

二大テーマのうちの一つ、戦争については、通常通り、手厚い描写になっています。東京大空襲から始まり、原爆。第二次世界大戦の悲惨さを伝えていく中で、最後に白い軍服を着た学徒動員の場面があります。白の軍服は今までの昭和の軍服でもなく、アメリカの軍服でもない軍服(海軍の偉い人の軍服に近い)です。かけ声は英語。 

 

列に並んでいるSnowManの深澤辰哉君は「俺なんかに撃てるのかな」と呟きます。覚悟のない、私たちと同じ感覚の若者の姿がそこにはあります。ここは第二次世界大戦を超えた、これから先にあるかもしれない戦場に送られる少年兵の未来を警告していきます。

 

 9月の『少年たち』は未来を見据えた戦争を描いていましたが、そこをもう一度強く出さなければというジャニーさんからの思いが前に前に出ています。過去だけでなく、未来をどう生きるのか、戦争を語る上で現在も地球のどこかで繰り広げられている戦いにも言及していま(By ジェシー)。

 

 

ジャニーズJr.の今を集約したグループ対決

 今回完成されたと感じられたのは、グループそれぞれの持つパワーです。 

 SixTONES(火星) 

SnowMan(水星) 

TravisJapan(木星) 

Love Tune(金星)

 

2幕、紫耀くんたちが惑星を旅するなかで、立ち寄る四つの惑星でそれぞれのグループがパフォーマンスをするのですが、この4つのグループがはっきりと個性が別れていて、その個性を活かした演出になっているところが今回の見どころでもあります。

 

ストーンズは歌唱力と男らしさ 

スノはアクロバットの身体能力 

トラジャはダンスパフォーマンスのチームワーク 

ラブはルックスのかわいらしさとバンドでみせるかっこよさの絶妙バランス

 

そのどれもが、まばたきを許さない強い吸引力を持っています。ストーンズの『この星のHIKARI』『Be Crazy』、Snow Manの『ZIG ZAG Love』『Acrobatic』の持ち歌のリミックスはどちらもかっこいい仕上がり。歌の力がグループの個性をより強調してくれています。いい曲もらったな~

 

赤の照明の中、登場するちょっとエロさ出してきたストーンズ。緑の照明の中登場する、ストイックにアクロやる気満々のすの。出てきた瞬間で、どのグループなのかが瞬時にわかる。ここら辺、今年のサマステあたりから積み上げられた「そのグループのらしさ」がついに確立した感じがします。

 

今のジャニーズJr.の力が集約されたぜいたくな惑星旅行。ジャニーズの歴史の延長線上にある未来はここだと感じさせてくれる、グループ対決。次回ぜひトラジャにも歌を歌って欲しい。

 

こうなってくるとやはりグループに入ってくることが露出を高める一つの手段になっているため、グループとして出ていないとどうしても地味に仕上がってしまうのが残念。天才geniusもっと出てもいいのに、個人だと印象が薄い。琳寧くんも、本高くんもいい仕事していたので、次回に期待ですね。

 

個人的には、惑星の話出してくるなら、宇宙Sixも出して欲しかった。こちらも次回はぜひお願いいたします。

 

ここがほほえましいNo.3

しつこいですが、今回のジャニアイは情報量が多いのですが、その中でも気になってしまった、かわいくも、ほほえましいシーンのNo.3

 

No.3 体とチェロバランスが合ってない森本慎太郎君

タイタニックの場面。今回のタイタニックのシーンは一等船室と三頭船室を同時進行で描いています。上の一等船室では楽団がお金持ちのために演奏をしています。その中で、チェロのストーンズの森本慎太郎が気になりすぎる。慎太郎君の体のわりになぜだがチェロが小さい、アンバランスの状態で前かがみで頑張って演奏する慎太郎君。決してギャグでなく、懸命な上で可愛い。そこがほほえましい。

 

No.2 フッキングをする作間龍斗君

「フッキングを任せられるようになったら立派なJr.」と勝手に思っているのですが、フッキング(フライングの装置の着脱)は安全にかかわるだけに、任せられる人員が限られてきます。作間君がフッキング要員に選ばれたことは成長が微笑ましくもあり、地道に役割をこなす姿がなんといっても微笑ましい。地味な役割もきちんとこなすJr.は必ずやチャンスを与えられます。ハイハイから外れましたが、すぐにまた新しいチャンスがくる、そう感じさせるフッキングでした(←どんなだよ)

 

No.1 三等船室感のある高橋海人君と七五三掛龍也君

タイタニックの三等船室では貧乏人たちが、貧乏人達らしく楽しんでいる(←ひどい言い方。)衣装も茶色の地味な昔の子供の恰好がものすごく似合っているのが、たかかいとしめちゃん。この衣装で体育座りして二人でちょこーんと並んで座っているのが、かわいすぎる。銅像にしたい。そしたら、毎朝通りすがりに拝みます。ほほえましいを超えて神々しさすら感じます。

 

個人的独り言               

  • ハイハイは四人になって衣装にメンバーカラーを出してきました。
    • 橋本涼君 青
    • 猪狩蒼弥 黄
    • 高橋優斗 紫
    • 井上瑞稀 緑

赤がないという状態。これからまだハイハイは変化をするような予感がしますね

 

  • 12月20日はゲストなしで、クリスマスショーということで、二階にも客降りがありました。大歓声。あがるよね〜。思いがけない客降り。キンプリ、ストーンズ、ラブチューン(安井君はいなかった)、ハイハイ橋本君などなどがボールをプレゼントしながら、ハイタッチしながらの大盛り上がり。目の前に来た、森田美勇人君に心から、今年一年お疲れ様でしたが言えました。パンフの中でも「2016年のお仕事の量はホントにスター並みでした(笑)」いや、(笑)いれなくてもガチで大変だったでしょう。2つグループの掛け持ち本当に、本当にお疲れ様。どちらのグループでも一生懸命に取り組む姿が記憶に残りました。来年も頑張ってくださいね。

 

 

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