J組がむしゃらら

日々のジャニーズあれこれ。舞台、コンサートを中心に映画、DVDもeveとその友人、ざっきちゃんとロンさん三人のジャニーズへの思いをつづっていきます。

4/8昼 滝沢秀明主演『滝沢歌舞伎2017』レポ② どんどん女形の化粧がうまくなっている三宅健君、歌舞伎だけど華麗なクラシックバレエを披露する松尾龍君、本日の前田君と基君の黒子観察 ケンタッキーの化粧MCも

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3回目になって、お客さんの反応をみながら、出演者の顔が輝いてきています。三宅健君が初の女形に挑戦する娘道成寺について、歌舞伎の元ネタと、今回のみどころについて、そして気になりすぎる新規加入Jr.の松尾龍君についてです。

 

 

 

 

健君が娘道成寺を踊っています

新しい部分として、健君が女形に挑戦しています。美しい踊り子から恐ろしい蛇に変わるまでを演じるタッキーと健君についてのレポをお送りします。

 

そもそも道成寺とは

道成寺とは歌舞伎の演目の一つです。

安珍・清姫伝説という恐ろしい、恋にまつわる伝説があります。思いを寄せた僧の安珍に裏切られた清姫が激怒のあまり蛇に変化し、道成寺で鐘ごと安珍を焼き殺すという伝説。一目ぼれしたイケメンに狂うお姫様。昔からオタクのメンタリティというのは息づいていたのですね。で、安珍は鐘の中に隠れていたんだけれど焼き殺されるわけです。強火のオタクの力、恐ろしや。

娘道成寺の物語はこの伝説のその後の物語です。道成寺に新しい鐘ができるということで、白拍子(踊り子)がやってきます。女人禁制の道成寺ですが、針供養をしたいなどとうまいこといって白拍子は道成寺に入れてもらいます。かつて愛する男を隠したにくい鐘(ここら辺の八つ当たり加減もすごい)、その鐘を焼き尽くそうと近づいていきます。今回も、タッキーが背中越しに扇子で鐘を差すシーンがありますが「あの鐘が!」と憎い鐘を確認しています。

 

道成寺は舞踊ですので、次から次へと恋の歌をバックに舞います

手踊り→まり歌→花がさ踊り→手ぬぐいの踊り→鈴太鼓

と踊るのですが、今回はこの中でも鈴太鼓という、タンバリンみたいな形をしていてサイドに鈴がついている小道具を持って踊ります。女の子らしく踊れるかわいらしい小道具です。

 

タッキー引き抜きによる衣装の早替えも見どころです。

 

滝沢歌舞伎と娘道成寺

初期のころの(2010年)は歌舞伎の娘道成寺に近い形で上演していたのですが、2015年に道成寺を扱うにあたり、女の怨念が大蛇になっているという部分を切り取って上演しています。今回は王道の白拍子の踊りと最後は蛇と兵士が戦う部分をダイナミックに見せていますね。後半の兵士が出てくる部分は歌舞伎でこんな大掛かりには見せませんから、滝沢歌舞伎のオリジナル。思い切った大仕掛けが滝沢歌舞伎らしさを出しています。ちなみに歌部分は少年の歌声で、これも滝沢歌舞伎ならではのオリジナルです。

 

二人道成寺とは

道成寺には色々なバリエーションがあります。男が踊るバージョンであったり、男と女で踊るバージョンがあったり。そして女二人で踊る娘二人道成寺バージョンというのがあります。今一番きれいな女形が踊るべき舞踊の一つが道成寺ですから、滝沢歌舞伎においでケンタッキーおいて踊る人はいないでしょう。

 

 

健君の女形としての魅力

様々な女形の中で道成寺が健君のファースト女形に選ばれたことに拍手を送りたいと思います。白拍子というのは大変なお役です。

  • 華がなければいけない
  • 色気がなければいけない
  • 怨念がなければいけない

女としての魅力、セクシーさが求められて、女としての最も嫌な部分怨念も併せ持たなければなりません。つまり女を超えた、女にならなければいけないのです。そして、蛇になると、女の本性が突き抜けて、男を倒す。最終的には男性的な強さも見せなければなりません。

 

かわいらしさと男性的な強さを併せ持つ存在として、舞台に立つ健君。オブスと言っていた、化粧なのですが、三回目の昨日の化粧は研究が進んでいるようで、華やかにチークをまとわせて、着実に女子力を高めています。と同時に、蛇(鬼女なのかな)の強さ、豪華さ。ここは完璧に男性のかっこよさを前面に出しています。

 

パンフレットのタッキーの言葉

パンフレットで健君の女形についてタッキーが語っています。

今回健くんには初めての女方に挑戦してもらいます。最初のリアクションは、皆さんのご想像通り「え~、やだよ。無理だよ」でした(笑)このセリフ、昨年の腹筋太鼓のときも、何回も聞いたなぁ(笑)

 

中略

 

でも最終的には男らしく引き受けてくれ、そして誰よりも努力して、すごいものに仕上げてくれる…今回もきっと、健君にしか作れない女方を見せてくれると思っています。

 

 

タッキーは色々な女形を経験した上で健君と女形をやるならこれをやろうと思ったことがまずすごい事です。道成寺はかなり高いハードルだからです。最初からすごい目標を設定しているタッキー。まだこの先あるんじゃないの?もっとすごい歌舞伎の世界に健くんを引きずり込もうとしてるんじゃないの?と勘ぐってしまいます(←いい意味でね)タッキー、今度は健君をどうしようとしているのかしら。(キャー)

 

 

松尾龍君について

松尾龍君はそもそも登場からセンセーショナルなJr.でした。多くのファンを騒然とさせたのはMステのミニジャニワの回だったと記憶しています。見返すと2016年1月29日。そもそもジャニワに出てないのに、突然くるくる回るバレエ少年がなんの説明もなく出てきたのですからざわつくのは当然です。

 

そこからこの一年ちょっとの間に松尾龍君はジャニーズJr.として着実に爪あとを残しています。

『勝利の日まで』のPVに出ている松尾君について

believe2016.hatenablog.com

 

今、自分のブログを見返してみたのですが、結構な量、松尾君について言及していてびっくり。

 

そして、着実なる松尾君の足取りの先に滝沢歌舞伎です。滝沢歌舞伎はJr.の登竜門として機能しています。そこで松尾龍君がついに歌舞伎に登場したことがうれしい。

三歳からバレエをやっている松尾君が活かせるシーンがあるといいなと思っていたら、なんと、ぴったりなシーンがあります。

 

それは『変面』

 

滝沢歌舞伎だけでなく、ジャニーズ舞台には欠かせない、この『変面』ですが、滝沢歌舞伎では最近、クラッシックな雰囲気を出してきていました。昨年はバレエと大我君の歌をバックにタッキーが変面をしていたのですが、今年は歌がなく、バレエと変面の組み合わせ。バレリーナのお姉さま方の中で、一人、頭に白い羽をつけて白いタイツの少年が!と思っていたら松尾龍君でした。バレリーナの方と一緒に踊っても遜色ないパフォーマンスは一日二日で出来上がったものでないことは明らか。ジャニーズダンスの中でクラッシックバレエを取り入れるのは難しいかもしれないですが、歌舞伎のパフォーマンスでならば、今後も色々な出番がありそうです。

 

ちなみに、松尾君はその前に林翔太君演じる「こどもつかい」の中で白塗りのやばい子供の役で出ているのですが、紅白帽かぶってご出演。その後に、白い羽とタイツで出てくるので、この子なんでもできるなと改めて関心しました。

 

二幕の鼠小僧では読売(新聞売りさん)の役で出ているのですが、セリフもしっかりしているし、他の人のセリフへのリアクションも表情も豊か、かなり上手です。ハイスキルのJr.がまたまた台頭してきましたね。

鼠小僧最後の捕り物の暗闇のシーンでは誰だよ「松尾だよ!」というおいしいセリフをもらったり、最後水の中の捕り物では、三宅健君に抱きかかえられているところもかわいい。そういうところも重要です。

 

化粧シーンのトークレポ②

これからは変わっていくのか、分からないのですが、化粧MCはかなりあっさりですね。

そろそろ、林番頭、室龍太君との絡みが始まってもいい感じなんですけどね。

滝:こんにちは

健:舞台上で会うの今日初めてじゃない?

滝:今日で3回目、あっ3公演目ですね。まぁまだ50公演ありますけど

健:なかなか。化粧がなかなか上手くいかなくてさ

滝:2年目ですから

健:いやいや滝沢パイセンに比べたら

滝:やめて下さいよ

健:パイセン

滝:ではまいりましょうか

健:アイヨ!!!(かなり高めの声で)

 

本日の独り言

  • 滝沢歌舞伎 暗闇のシーン。俺だよ松尾だよに続き、タッキーが「志村けんだよ」というと「なんだよ〜志村けんかよ〜」と「志村けんさんかよ〜」の二派が入り混じっていた。さん付けが染み付いてる子もいるんだね
  • おまるの周りの人にキレる芸が、芸人レベル。もはや、ダチョウ倶楽部の上島さんか、カンニングの竹山さんかって感じに。茶店店員の女性アンサンブルさんにまでキレていいた
  • 黒子のうちわのあおぎ方が前田君(滝付き)と基君(健付き)で違いが。前田君は縦うちわを動かして結構強めにあおぎ、基君は横にスライドさせながらそーっとあおいでいました。
  • そういえば、阿部ちゃんの天気予報が見つかりませんでした。夜限定なの?!

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