J組がむしゃらら

日々のジャニーズあれこれ。主にBelieveとその友人、ざっきちゃんとロンさん三人のジャニーズへの思いをつづっていきます。

5/22夜 横山裕主演『上を下へのジレッタ』レポ-妄想で復讐と人儲けをたくらむ悪役を演じる横の美しさ

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ジャニーズ銀座が休演日ということで、関ジャニ∞横山裕君主演の『上を下へのジレッタ』を観てきました。妄想音楽劇とタイトルがついていますが、妄想の音楽?が謎であるとともに、まさに、妄想の音楽という言葉以外当てはまらいという不思議なお芝居でした。なによりもその世界観に横こと横山裕君がぴったりはまっていました。ネタバレがありますので、まだご覧になってない方はご注意ください。

 

 

 

『上を下へのジレッタ』あらすじ

1960~80年代の間。TVディレクターの門前市郎(横山裕)は番組の中で大手プロダクション、竹中プロの指定タレントをメインに扱わなかったことで会社を辞めさせられ、同じタイミングで契約結婚していたリエ(本仮屋ユイカ)と離婚をする。

 

門前は竹中プロを解雇された覆面歌手の晴海なぎさ(中川翔子)と接触をする。晴海なぎさは本名を越後君子といい、絶食をすれば美人なのだが、ものを食べるとブサイクになってしまう、歌の才能は抜群のタレントだった。君子を小百合チエとして売り出し、竹中プロに復讐しようと画策する。

 

小百合チエの人気を一気にあげるために、ブロードウェイで活躍中のジミー・アンドリュウスとの共演を企画した門前は、君子をジミーが気に入るようにセクシーな恰好をさせて売り込む。案の定、ジミーは君子を気に入るが、君子には一緒に上京してきた売れない漫画家の山辺音彦(浜野謙太)という恋人がいた。婚約者である君子が芸能界の食い物にされていることが耐えられない音彦は門前と話し合うべく、人気のない工事現場に向かうがそこで、門前ともみあい、地下の人の目に触れられない場所に落ちてしまう。

 

門前は音彦を殺したと思っていたのだが、音彦は60日もの間、生きながらえた。それは彼が頭の中で描いた妄想の世界『ジレッタ』で楽しく過ごすことができたからだった。

 

門前はこの体感できる妄想世界『ジレッタ』で大きな仕事ができると直感する。まずは万博でジレッタを多くの人間に体感させて、、、その次は、、、、門前の画策はとどまることを知らずに膨らみ続ける。エリに凡庸だと言われた門前は君子と音彦を巻き込み、世界中に恐ろしい『ジレッタ』妄想を見せようとする。世界はどうなるのか?

 

 

『ジレッタ』3つの点においてすごいです

すごすぎて最後、ちょっとぼ~っとします。

まずは原作がすごい。

描かれたのは1960年代後半なのですが、手塚治虫先生は50年後の仮想現実社会をもう予言していたということになります。こうなるともはや神の領域といっても過言ではない、お告げレベルの物語。鉄腕アトムでは原子力、ブラックジャックでは生命の尊厳、そして『上を下へのジレッタ』では虚構のエンターテイメントの世界。突き詰めた先にある帰結は人類に対する警告になっています。

 

脚本・演出がすごい

今や売れっ子の倉持裕さんの脚本と演出がすごい。内容はほぼ原作通りです。でも50年前の作品を、今でも共感をもって観られること自体がすごい。50年前に描かれた妄想世界『ジレッタ』はインターネットやARで限りなく近い形で再現されるできる世の中になりました。それでもなおここで描かれる「妄想」には惹きつけられるような面白さとまがまがしさがあります。妄想部分が歌になっているのですが「脳が刺激されることによってうみだされる人間の考え」はやはり、エロいし、残酷。だから面白い。脈絡ないけど面白いレビューをみているようです。

 

もう一つの側、悪夢の妄想も圧巻。竹中プロの社長を廃人にする、「消えていったアイドル」や政治家に見せる「アンビバレントな日本社会」などのネガティブ妄想にうなされます。ここには存在しないのに、確実に存在する妄想に恐れおののきます。

 

横のハマり具合がすごい

原作もすごくて、演出も脚本もすごい上に、横山裕君演じる門前市郎の役がはまりすぎていてすごい。門前という役は、クールを通り越して残忍で利己的な役です。手塚作品で言えば、ブラックジャック先生のようなイメージが近いかと思われます。そういえば着ている衣装は黒のスーツに黒のシャツの黒づくめというのもブラックジャックっぽいですね。(横、ブラックジャックの衣装絶対似合うはず)横の美しいルックスが笑顔を見せることなく、目的を果たすために躊躇なく悪事をしていく姿。これは絶対観るべき『悪の美』の形ですよ。

 

 

クールキャラからのほとばしる感情に注目

ここまでロボットのように見えるのに、嫉妬を見せる瞬間があります。この弱くなった人間らしい横がかわいい。ツンデレの典型ですけど、これ横しかできないツンデレ。そしてラストの門前。横のこの表情忘れられません。ラストなので内容には触れられませんが、人間らしさが沸き上がった表情をじっくり焼き付けてください。

 

本日の独り言

  • 本日、ジャニーズWESTの神山智洋君が観劇されていました。倉持作品に神ちゃんも出られたらいいのにな。ぴったり合うと思います
  • 在日ファンクのハマケンさんも大活躍。ハマケンさんしかできないとぼけた味と、歌唱力に拍手〜。
  • 銀粉蝶さんが竹中プロの社長を演じてらっしゃるのですが、大手の芸能プロの怖い方っていう設定。。。考えすぎですよね。はい、考えすぎです。

 

作品データ

タイトル

上を下へのジレッタ

製作年

2017年

公演期間

5月7日~6月4日 Bunkamuraシアターコクーン

6月10日~6月19日 森ノ宮ピロティホール

上演時間

約2時間40分(休憩20分)

原作

手塚治虫

脚本

倉持裕

演出

倉持裕

出演

門前市郎-横山 裕

越後君子-中川翔子

山辺音彦-浜野謙太

間リエ‐本仮屋ユイカ

 

小林タカ鹿、玉置孝匡、馬場 徹、銀粉蝶、竹中直人

浅川文也、仙名 立宗、高木英和、高瀬育海、江見ひかる、木内 栞、香月彩里、佐久間夕貴、鈴木さあや、田口恵那、花瑛ちほ、麻尋えりか

 

 

 

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