Jr.祭りの余韻が冷めていませんが、ついに始まりました、スクアッド。殺陣を得意とする劇団30-DELUXに客演という形でわれらの宇宙sixが出演します。ネタバレ全開ですので、まだご覧になってらっしゃらない方はご注意ください。
- 『スクアッド』あらすじ
- 宇宙sixが妖怪に。そのはまり具合
- 個人的注目は原君と幸大君
- ダンス、殺陣の完成度の高さ
- なんといっても舞台最後のレビュー
- 初日挨拶をナチュラルに壊そうとする亮ちゃん
- 本日の独り言
- 作品データ
『スクアッド』あらすじ
警視庁きっての敏腕刑事、余怒峰(松本幸大)は通り魔を追っていた。容疑者は獣のような男で、捕獲したと思ったら、あっさりと上層部に手柄を取り上げられた。納得がいかない余怒峰は上官である玄藤(岡田達也)に食いさがると、その強気な態度が気にいられ、ある特殊任務へ誘われる
この世界は人間だけでできているわけではない。妖怪が世界を形作っている部分があった。この日本のどこかに災いを起こす“ぬらりひょん”が4つの勾玉によって封印されていた。そのうちの2つの勾玉は妖怪たちに奪われていた。
鬼瓦(清水順二)は妖怪の世界復活のために
反町(山本亮太)
笠松(目黒蓮)
という腕利きの妖怪を仲間にいれて勾玉を妖怪のものにしようとしていた
玄藤は勾玉を探し、“ぬらりひょん”復活を阻止するために人間と妖怪のチームを作った。
余怒峰とともにメンバーになったのは警視庁の
一神寺歩(竹之内景樹)
法林棒聖(大山将司)
そして、妖怪を封じるために妖怪の世界から送られてきたのが犯罪歴のある3人だった。
ブラド(村瀬文宣)
ビクター(江田剛)
ウルフ(原嘉孝)
玄藤はチームを“スクアッド”と名付ける。
警視庁のメンバーは妖怪の力を封じる武器を携えて妖怪たちの力をコントロールしていた。
当然、チームワークは最悪。妖怪と人間は分裂していく。
残る勾玉が代々木で発見された。
ばらばらのチームスクアッドは妖怪を相手にボロボロに負けた。
プラド、ビクター、ウルフは人間たちのスキをついてチームを抜けた。
自宅謹慎を余儀なくされていた余怒峰は妹小春(金田瀬奈)がバイトするスナックで鬼瓦と飲み、「仲間は使うもんじゃない、信じるもんだ」と言われ、もう一度チームを一つにしようと決意する。
最後の勾玉は渋谷に出る。チームスクアッドは現場に向かう。勾玉を守ることはできるのか?そしてぬらりひょんとは一体なにものなのか
宇宙sixが妖怪に。そのはまり具合
まずは30-DELUXの皆様、宇宙sixを客演に呼んでくれてありがとうございました。ということを言っておきたいです。
今回なんとメンバーが幸大君を除いて、それぞれが魅力的な妖怪になっています。
- 原君は機敏な獣としてしてのうごき
- 目黒君は野菜を愛する癒しキャラ
- 亮ちゃんはクールな刺客とみせかけての黄色のエプロンが似合うおちゃめさん
- 江田ちゃんは感覚がない人造人間だけど、誰よりも感情をあふれさせていく
そして
- 幸大君は二次元のルックスを持ちながらも熱量の高い刑事
役にカチッとはまったメンバーを見るだけでも宇宙six担当としてはうれしい限り。その上、物語を動かす主要人物として、それぞれの関係性がわかるような視線の走らせ方、役柄を表現する動作といった細部にいたるまで掘り下げて役作りをしています。
この作品が宇宙sixのターニングポイントになるようにと30-DELUXの劇団主宰者の清水さんが舞台挨拶でいってらっしゃいましたが、外部出演でありながらも、宇宙sixの持てるすべてが詰まった、次につながる作品になっています。
ふぉ~ゆ~が舞台をやるごとに次の舞台を確実につかんでいったように、宇宙sixもここから新しいお仕事増える予感がします(←強い願望も込みで)
個人的注目は原君と幸大君
もちろん、全員が注目なのですが、中でも注目が原君と幸大君
正直、原君がここまで動けるというのは意外でした(ごめん原君)ウルフは狼男で、獣の心と身体能力を持っている妖怪ですが、その身体能力の高さに驚かされました。まさに狼の動きを体得していて、目を惹きます。原君、次回は劇団新感線の『メタルマクベス』に出演が決まっていますが、この身体能力があれば、驚異の殺陣集団の中でも活躍してくれのではないかと期待しています。
そして幸大君。宇宙sixの中では自分のペースを決して崩さない、究極のマイペースの幸大君。クールに見えて、他の人のために熱くなれる一面を見せてくれました。パンフレットの中で「この作品が人生の分岐点になるくらい大事な役」とコメントしていますが、全編を通し、その気迫を感じさせる余怒峰に仕上がっています。
ダンス、殺陣の完成度の高さ
30-DELUXと宇宙sixの交差点と言えば殺陣。
もともと武道系を得意としていたThey武道のメンバーでもあった江田ちゃんと亮ちゃんが引っ張ってくれています
特に中盤の代々木の戦いの時のえだりょの立ち回りを見ると、2016年のABC座を思い出します。軽やかに舞うのではなく、刀の重さを感じさせる斬り合いはやはりこの二人が組み合うから生まれるものだと改めて実感。30-DELUXの皆さんの殺陣の速さは素晴らしいですが、このスピードにしっかりとついているのがえだりょの凄いところです。
なんといっても舞台最後のレビュー
そして最後にして最大の見せ場の一つがカーテンコール後のレビュー。こちらは演出が江田ちゃんで、レビュー中の『Shine(シャインと表記するかもしれません)』は宇宙sixのために主宰の清水さんが作ったオリジナル曲。振り付けはえだりょで考えたそうです。
30-DELUXは殺陣レビューの時に早着替えなどはしないそうですが、江田ちゃんが「今回は白の衣装で登場したい」というアイデアを出したところから、早替えが取り入れられたとのこと。
前半の迫力ある殺陣ショーと後半の白のキラキラスーツでのアイドル感のある歌部分の構成は見ごたえ十分。宇宙sixを堪能したという満足感があります。これはJr.のFCで動画配信してくれるといいのだけれど。この部分のみペンライトOKというのもうれしい限り。
初日挨拶をナチュラルに壊そうとする亮ちゃん
初日につき挨拶を30-DELUXのメンバー村瀬さんから真面目に本日はありがとうございましたというご挨拶。もう明らかに亮ちゃんがなんかいいたくてしょうがない様子(ノープランだと思うけど)
亮:真面目か!
村瀬:あれ、ダメでした?
めめ:大丈夫です。こっちがおかしいだけなんで!(回収するタイミング心得ているめめ)
原:いいんです。いいんです。こっちの感覚がおかしいんで(原めぐ合わせ技)
幸大:じゃあ俺も真面目にいきますね(まじめに挨拶)真面目だった?
亮:真面目か!
岡田:じゃあ亮ちゃんしゃべる?
亮:亮ちゃんしゃべると、上の人怒っちゃう(そこはわかってる)
めめ:いいよいいよ、ちょっとだけ時間あげる(もはや後輩という名のお守役)
亮:え?!
岡田:5秒ね
亮:あ~え~ありがとうございました!!!!!(←この勢い)
めめ:よくできました(頭ポンポンしてあげる後輩←できる)
山本亮太通常運転の初日でした。
本日の独り言
- 人造人間が激マズドリンクをオイル代わりに使って、快調になった時のスキップするえだにゃんが可愛すぎる。昨日だけで100回脳内再生しています
- バーカウンターの作りが上手側にあるんだけど、どうしてもえび座のバーチェリームーン思い出しちゃう
- 清水さんがちょいちょい、ジャニーズネタをはさんでくれて、ジャニオタにも優しい
- スナックに来る時に、仮面舞踏会とかガラスの十代とか歌いながら出てきてくれたり
- 幸大君を引き留める時に「ちょ、まてよ」っていってみたり(←幸大君も「先輩?!」と対応)
- 結果的にはやっしーの声の出演がおいしすぎる。脚本・演出の米山さんに感謝
- めめがコメディアンとして開花している。
野菜市場設定で前列のお客さんに「誰担ですか?」と聞いて「江田担です」といわれた後、市場の野菜にお客さんをみたてるシーンで「にんじん、にんじん、にんじん、江田担、にんじん、にんじん」とちゃんと江田担拾ってきた。「えだ豆だろ」とちゃんとかぶせてくる皿男さんもさすが - ちなみにスクアッドはもともと分隊という意味で、なかのいい仲間とか、相棒とかという意味です。
作品データ
タイトル |
30-DELUX NEW GENERATION THEATER featuring 宇宙Six『スクアッド』 |
製作年 |
2018年 |
公演期間・会場 |
2018年3月28日(水) ~ 4月1日(日) 新国立劇場小劇場 2018年4月5日(木) ~ 4月8日(日) 近鉄アート館 |
上演時間 |
約2時間 (休憩なし) |
演出・脚本 |
米山和仁 |
出演 |
余怒峰怒:松本幸大(宇宙Six/ジャニーズJr.) 反町猛:山本亮太(宇宙Six/ジャニーズJr.) ビクター:江田剛(宇宙Six/ジャニーズJr.) 笠松ジョー:目黒蓮(宇宙Six/ジャニーズJr.) ウルフ:原嘉孝(宇宙Six/ジャニーズJr.) ブラド:村瀬文宣 一神寺歩:竹之内景樹 法林棒聖:大山将司 西慶次:大成翔輝 牧正義:中村悠希 余怒峰小春:金田瀬奈 今井ひとみ:片山日南 緑川皿男:我 善導 山下天子:武藤晃子 鬼瓦太郎:清水順二 玄藤明:岡田達也(演劇集団キャラメルボックス) 津森通:林翔太(宇宙Six/ジャニーズJr.)(声のみ 寺田遥平 伊与田良彦 高木俊輔 安藤佳祐 |