J組がむしゃらら

日々のジャニーズあれこれ。舞台、コンサートを中心に映画、DVDもeveとその友人、ざっきちゃんとロンさん三人のジャニーズへの思いをつづっていきます。

10/3 加藤シゲアキ主演『グリーンマイル』レポ コーフィ把瑠都との何も足さないなにも引かない絶妙バランス 刑務所の制服とサスペンダーのシゲにも注目を

NEWS加藤シゲアキ君の舞台が始まりました。スティーヴン・キング原作のこの物語はすでに映画化されていますが、ファンタジー要素の強い作品がどのように舞台化されるのか興味津々の作品でした。結果的に想像を超えてグリーンマイルの世界がわかりやすく、映画以上にもっと深いところまで照らし出されるような出来栄になっていました。特に把瑠都さんの使い方に驚かされる作品。ネタバレ含みますので、まだご覧になってない方はご注意ください。

 

 

『グリーンマイル』あらすじ

1932年アメリカ、コールド・マウンテンの刑務所。看守主任ポール・エッジコム(加藤シゲアキ)は78人の死刑執行を執り行った。彼にとって最後となるこの死刑囚についてポール・エッジコムは語りだす。

 

ポールが務める刑務所には死刑囚が収監されるEエリアがあった。そこから電気椅子での処刑が行われる場所までの緑色の廊下はグリーンマイルと呼ばれていた。命の最後の瞬間がそこにある。

 

ある日、Eエリアにジョン・コーフィ(把瑠都)という双子の少女を殺害したとされる囚人が送られてきた。コーフィは他人の体に触れることで、怪我や病気を治癒する不思議な力を持っていた。コーフィはポールの持病である尿管感染症をまるでなにもなかったかのようになおしてポールを驚かせる。同時にコーフィが殺人を犯すような人間とは信じることができなかった。

 

コーフィのような死刑囚がいる一方で、Eエリアには暴力の臭いも漂っていた。死の間際まで暴力的な囚人もいた。ビリーザキッドと呼ばれるウィリアム・ウォートン(鍛治直人)は、罪を悔いることなく、看守たちにも粗野なふるまいをする、芯から暴力的な男だった。また看守の中には、死刑執行をしたくてたまらないパーシ―(伊藤 俊輔)のような男が死刑執行を待ちわびていた。

 

ポールは冷静に看守としての任務を果たしていた。死を前にしてねずみと心を通わし穏やかな最後の時をすごしたデラクロア(加納 幸和)。看守たちは心安らかにデラクロアを送り出そうとするも、パーシーはデラクロアの大切なねずみを踏みつけにする。コーフィの力で生き返ったねずみをみて、デラクロアは落ち着いて電気椅子に座った。しかしパーシーの策略で激しい苦痛のなかでデラクロアは死んでいく。

 

デラクロアの悲惨な死からEエリアは暗い空気が流れていた。上司であるハル・ムーアズ(小野寺 昭)の妻メリンダ(加納幸和)の脳腫瘍で苦しんでいた。ポールはなんとかメリンダを救いたいと、コーフィを刑務所から連れ出す。コーフィはメリンダから病気を吸い取り、メリンダは完治する。

 

刑務所に戻ったコーフィはビリーの手に触れ、真実を感じ取ってしまう。コーフィは吸いだしたメリンダの病気をパーシーに吹き込むとパーシーは錯乱状態に陥いりビリーを射殺する。

 

ポールはコーフィの事件現場に赴き、真相を知り愕然とする。双子の少女を殺害したのはビリーザキッドだった。ポールはなんとかコーフィを救おうとするが。

 

なんといっても男前なシゲ

何といっても座長加藤シゲアキ君の見どころが満載です。

まずビジュアルがいい!

今回なんといっても、我らが加藤シゲアキ君のビジュアルが最高です。シゲの刑務所の制服姿とジャケットを脱いだサスペンダー姿。ここ!

 

 

シゲのノーブルな顔立ちには黒髪と制服がよく似合う。もう眺めながらお酒飲みたいくらいです。

 

冷静な看守なのに、火がついちゃうとこ

作家シゲ先生はNEWSの、いやジャニーズの中の知性派、理性派。理論を積み上げてセリフにしていく姿はさすがです。

 

主役にして狂言回し(状況説明)を完璧にこなす冷静さがシゲの持ち味ですが、後半になって、命を壊していく死刑執行人としての仕事に対して疑問が湧いてきます。他人の傷や病気を治そうとするコーフィの姿を見て「これだけ命を大切にする人間が殺人を犯すのだろうか?」と問いかけ、人の死に携わってきた看守は命をいかすためになんとかしていきたいという衝動に駆られていきます。命を救うことを考えたからこそ上司の妻の命を高いリスクをしょってでも助けたいと願う。このシゲの熱量がガッとあがるところが見どころ。理性派シゲの魂の揺らぎを堪能することができます。

 

コーフィ把瑠都との何も足さないなにも引かない絶妙バランス

シゲに対するのは元大関把瑠都。これ、キャスト発表になった時にはサプライズを通り越して嫌な予感がしたのですが、この予感は裏切られました。

 

実は把瑠都さんのセリフの約8割が「はい…ボス」なのです。


だからこそ、受け止めるシゲの変化がよくわかる。セリフではなくコーフィの行動に触れながら確実に、しげポールは成長していくのです。その様がよくわかるつくりになっています。

 

しかも残りの2割、特に二幕になりますが、朴訥に本人をさらけだしているからこそ生まれる心の声がどんな演技よりも響いてきます。そこに寄り添うシゲにもご注目を。びっくり仰天キャストではありましたが、逆にこれ以外のキャストはないのではないかと思うほどのハマり方。特にシゲとの相性は抜群です。

 

本日の独り言

  • 把瑠都さん起用の大きな理由はあの大きな体にあります(映画でもマイケル・クラーク・ダンカンさんえんじていましたが、彼は198㎝の巨漢でした)その大きい体でひょいとシゲを持ち上げ病気を治してくれるのですが、その治し方。注目です。ちなみにシゲの病気は尿管感染症です。はい後は現場で確認をお願いします。
  •  コーラをビリーに渡すところのシゲ。コーラを欲しくてたまらないビリーに渡そうとして渡さないいたずらを展開するシゲ。もう~かわいい。シリアスで緊張感のある舞台にあって、あの可愛さは宝石です。

作品データ

タイトル

グリーンマイル

製作年

2017年

上映時間

2時間30分(途中休憩15分有)

原作

スティーヴン・キング

上演台本・演出

瀬戸山美咲

出演

ポール・エッジコム: 加藤シゲアキ

ジョン・コーフィ: 把瑠都

ブルータス・ハウエル: 中山祐一朗

ウィリアム・ウォートン: 鍛治直人

パーシ―・ウェットモア: 伊藤 俊輔

ディーン・スタントン: 永田 涼

エデュアール・デラクロア: 加納 幸和

ハル・ムーアズ: 小野寺 昭

 

 

 

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