J組がむしゃらら

日々のジャニーズあれこれ。舞台、コンサートを中心に映画、DVDもeveとその友人、ざっきちゃんとロンさん三人のジャニーズへの思いをつづっていきます。

2019/3/15林翔太主演ミュージカル『ソーホー・シンダーズ』シンデレラな林君。いじめられて、恋をして、その先にハッピーエンディングはあるのか?

はやっしーの主演ミュージカルを観てまいりました。今回のカンパニーは歌の猛者が集まる超ハイレベルなミュージカルに仕上がっています。かつ、林君は主役のゲイの役。その中で林君がどう主役を演じるのかレポします。今回もネタバレ含みますのでまだご覧になっていらっしゃらない方はご注意ください。

 

 

 

 

『ソーホー・シンダーズ』あらすじ

ロンドン、ソーホーのオールド・コンプトン・ストリート。いかがわしい店が立ち並び猥雑な空気が流れる歓楽街。コインランドリーを経営しているロビー(林翔太)は異母姉妹である、クローダ(菜々香)、ダナ(青野紗穂)から立ち退きを迫られていた。ロビーの母が亡くなる際に遺書を残しておらず、コインランドリーの持ち主は刑務所に入っている二人の父のものだと主張しているのだ。

 

コインランドリーの従業員であるヴェルクロ(豊原江理佳)はシングルマザーでギリギリの生活を送っている。ロビーはなんとかヴェルクロの部屋に転がり込んで、仕事を続けていた。

 

ロビーには男性の恋人がいるのだが、それが誰なのかを親友のヴェルクロにも言えないでいた。彼の恋人はロンドン市長選に出馬予定のジェイムス・プリンス(松岡充)だからだ。彼にはマリリン(谷口あかり)という婚約者もいるうえにイメージが重要な選挙の直前だった。男性の恋人がいることは絶対知られてはならない秘密だった。

 

ロビーとジェイムスは暇があれば逢瀬を重ねていた。トラファルガー広場で待ち合わせ、まるで知らない人のように出会って、愛を温めていた。

 

ロビーはジェイムスに秘密にしていることがあった。それは実業界の大物ベリンガム卿からなんども食事に誘われており、それ以上の関係を求めてられていたのだった。

 

ベリンガム卿からロビーにバラの花束が届く。パーティーの誘いとともにプラダのスーツと1000ポンドのお金が同封されていた。お金に困っているロビーはヴェルクロの言葉にのり、1000ポンドを受け取り、パーティーに出かける。

 

そのパーティーはジェイムス出馬の資金集めのパーティーだった。

ロビーとロビーを愛する男二人の鉢合わせ!

12時を待たずしてロビーは会場から逃げだす。

 

ジェイムスが男性の恋人(というかもっとひどい言葉で男娼とのつきあいとして)新聞に大きくとりあげられ、政治生命の危機を迎える。またロビーとジェイムスの関係に大きなひびが入る。ロビーはジェイムスのためにロンドンから逃げ出そうとする。

 

ジェイムスは出馬取りやめのスピーチの原稿を渡され登壇する。

 

ジェイムスの決意は?そしてロビーとジェイムスの関係は?

 

 

ロビーのここかわいいNo.3

先に行っちゃいましょう、ロビーのかわいいところ~

 

No.3 色々あっての恋人つなぎ

 ジェイムスが市長選をあきらめるという時に、与えられた原稿を読むために登壇しますが、ジェイムスはジェイムスの心に正直に生きることをその瞬間に決意します。色々な人を傷つけてしまうかもしれない。それでも自分の心に従った結果、

 

ジェイムスはロビーをさがしあて、つながれる手は恋人つなぎ♡。

 

その手にはなんの隠しだても、秘密もなく、信頼に満ち溢れ二人の手が堅く握られています。その幸せな瞬間のロビーのかわいさ。観ている方が幸せになります。

 

No.2 期待値を超えてきた子犬感。カップルのいちゃいちゃ感。無限に観ていられるイチャイチャ。

今回観る前からレポで騒ぎになっていたのは、林君の子犬感。林君の役はゲイで相手は市長選出馬前の政治家のということで、二人の恋は内密に温められています。忙しい中なんとかあえた時の林君の顔。

 

もう、全ての幸せ手に入れたような表情してます。子犬のような愛らしさ。いや子犬の可愛さの向こう側に到達しています。

 

この幸せな表情をどこかの雑誌がちゃんと撮影していて、媒体に載りますようにと願わずにはいられません。できればですが、

 

はやっしーが松岡さんをバックハグしてるところ♡お願いします。

 

このバックハグを脳内再生するだけでにやけることが出来ます。

 

自分と会っている時に電話がかかってくると、ちょっと機嫌が悪くなる振りをするところがかわいすぎ。通常カップルのイチャイチャはそんなに長くは観ていられるものではありませんが、ロビーとジェイムスのいちゃいちゃは永遠に観ていられる。なんなら一回ロビーとジェイムスのアドリブイチャイチャ公演あるならぜひ行きたいと思うほど。この二人のイチャイチャを観るだけでもこの舞台を見る価値ありです。

 

No.1 メディアからにげ回って道に倒れている不憫なロビー

 

不憫の似合う男林翔太(←褒めてるよ)

 

No.3、No.2は幸せなロビーを挙げていますが、林君の素敵なところって、薄幸さでもあるのです(←これ褒めてますからね)

 

そもそもこの物語はシンデレラをモチーフにしたミュージカルです。

シンデレラは美しいけど、血のつながってない姉たちにいじめられて王子様に見初められてハッピーエンドですよね。かわいそうなところがあって、幸せに深みがでるのです。

 

お姉さんからのいじめもなかなかハードですが、ロビーがいじめられているのは今回“世間”なのです。若きリーダー候補の醜聞のネタとして、口さがないメディアにガンガンたたかれるロビー

 

不憫!

 

でもあまりにジェイムスを愛しすぎているがゆえに、一言の反論もなく、身を引くしか方法をしらないロビー

 

不憫!不憫!

 

事態がどんどん悪化していく中でどうすることもできずに路上に寝転がっている不憫なロビーの姿にギュンときます。こういう役をやらせたら林君のハマり具合は驚異的です。

 

 

歌唱力を磨き合うカンパニー

この点についても触れておかねばいけません。このミュージカル、歌がすごいです。ミュージシャン、劇団四季、アポロシアターのコンテスト優勝者、ジャンル違いの実力者たちがこのミュージカルに集っています。カンパニーが10人と決して人数は多くないのですが、一曲目カンパニーで重なり合うOld Compton Street は圧巻です。ミュージカルの楽しさを全て詰め込んだかのようなオープニング。意地悪な姉二人の「男よ!さらば!」と歌うクローダ(菜々香)、ダナ(青野紗穂)のパンチのある歌声。婚約者との破局に落ち込むマリリン(谷口あかり)を元気づけるヴェルクロ(豊原江理佳)二人の「彼を自由にして」の優しさ。どの曲が始まっても、すごい曲来た!と思うことしきり。この中にあるからこそ、林君の歌唱力も磨かれてます。

 

本日の独り言

  • つっこみというほどでもありませんが、トラファルガー広場の待ち合わせって結構リスキーだと思う。日本でいったら、渋谷のハチ公みたいなところですよ。
  • 幸せな二人のシーン。お母さんの散骨とキス。お母さんの骨がキラキラ喜んでいる!って解釈でよろしいのでしょうか?
  • はやっしー、女装の次はゲイ。どんどん芸の幅が広がってます(ゲイだけに?!失)次は有頂天一座の小森君みたいな腹黒もみたいな~

 

作品データ

タイトル

ミュージカル『ソーホー・シンダーズ』

製作年

2019年

上映時間

約2時間30分(休憩30分)

翻訳・訳詞

高橋亜子

演出

元吉庸泰

出演

林 翔太(ジャニーズJr.) 松岡 充

東山光明 谷口あかり 西川大貴 豊原江理佳 菜々香 青野紗穂

マルシア 大澄賢也