J組がむしゃらら

日々のジャニーズあれこれ。主にBelieveとその友人、ざっきちゃんとロンさん三人のジャニーズへの思いをつづっていきます。

10/29 真田佑馬君主演『ダニー・ボーイズ』 遠近法も打ち破る真田佑馬君の存在感。水田航生君と柄本時生君君とのリアルダニー・ボーイズの仲の良さのこと

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全く、えび座ロスから抜けることもできず、千穐楽レポも書いていないのですが

、その前に、というかロス真っただ中に観てきた真田佑馬君主演『ダニー・ボーイズ』がとてもよかったのでレポを書いておきます。コインロッカー・ベイビーズでもバリバリ爪痕を残していた真田君がついに初座長公演です。初座長にして、この堂々たる姿。さすがです。今回もネタバレありますので、まだご覧になってない方はお気をつけください。

 

 

 

歌が好きで好きでたまらない、ラッキーマン、幸男の物語

あらすじ

この物語はラッキーマンと呼ばれる男、伊藤幸男(真田佑馬)の物語です。幸男は戦中にガラスがビリビリ響くような元気な産声をあげて満州で生まれ、混乱期を経て日本に戻ってきます。歌が好きでたまらない幸男は、劇団朱夏に入団し、大女優三春うらら(剣 幸)目に止まり、共演した強運の俳優になっていました。

 

1976年にブロードウェイで上演される巨匠ソールゼンハイムのアジア人を題材にした異色のミュージカル『極東組曲』のオーディションを幸男は受け、見事に合格します。共演者には同じく劇団朱夏にいたスマイリー田上英喜(水田航生)、日系アメリカ人であるミッキー・岡田(柄本時生)が選ばれ、演出助手であるエイミー・城戸(AKANE LIV)の助けを受けながら、『極東組曲』は大成功をおさめます。幸男は『極東組曲』での演技が評価され、トニー賞の助演男優賞にノミネートされるものの、惜しくも賞を逃します。

 

ただ歌うことが好きなラッキーマン、幸男は、ハッピーマンと呼ばれていた田上英喜、ミッキー・岡田とともにコーラスグループ、“ダニー・ボーイズ”を結成します。1970年代のアメリカにおいて、有色人種への偏見があった時代、日本人コミュニティは、ゲイのカップルリリーとジェリーの店に集まっては、歌を歌います。歌を歌うことが生きることであるかのように、歌がなければ生きられないかのように歌います。当時のブロードウェイで、アジア系の人々が演じられる役はごくわずかで、ダニー・ボーイズもメジャーになることはありませんでした。ダニーボーイズは生活のため、次なる目標はのために解散をし、それぞれの道を歩みます。

 

自らはラッキーマンと呼ぶ幸男はその後、幸せといは言い難い、不遇の時代を迎えます。アメリカに残り、細々と俳優の仕事を続けるものの、生活のためにはパイロットとして生きていきます。そんな中でも、彼はラッキーマンであり続けました。彼は空を飛びながら、自分のだけのためにある空で歌を歌っていたのです。

 

 

現実にブロードウェイで活躍した日本人俳優の物語

原作は、島田虎之介さんの『ダニー・ボーイ』ですが、あくまでの原作というより、原案といったほうがいいですね。漫画の『ダニー・ボーイ』も素晴らしいですが、漫画は伊藤幸男にかかかわった人々の視点から伊藤幸男という人物が語られているのに対し、音楽劇のほうはあくまでも、伊藤幸男という人物の心情というものを掘り下げ、同時に愛すべき存在として描いています。

 

ソールゼンハイムは『ウエスト・サイド物語』をつくったスティーヴン・ソンドハイムがモデルですし、『極東組曲』はソンドハイムが作った『太平洋序曲』がもとになっています。そしてそして伊藤幸男はこの『太平洋序曲』に出ていた佐藤功さんがモデルです。(YouTubeで調べていたら、当時の映像が出ていました。1970年代に日本人を題材にしたミュージカル、かなり衝撃の映像ですので、興味のある方はぜひ検索してみてください。)リリーの店に出入りしている芸術家は篠原有司男さんだったりと、実際とリンクしている点が多い物語ですが、なんといっても、この物語はラッキーマンこと伊藤幸男という、男の魅力について語られる物語です。

ブロードウェイという世界で最も輝かしい舞台に立つ男でありながら、彼の本質はただ歌が好きだということ。これが伊藤幸男の魅力です。

 

なんとシンプル。

 

でも彼の人生はそんなシンプルな人生ではないのです。ブロードウェイ行く前にも、ブロードウェイに言った後も決して平坦な道を歩んできたわけではない幸男なのに、彼がいう言葉はいつも「歌が好き」ということ。そして彼の歌声は多くの人々の記憶に残り、それぞれの人生の中に大きな意味をもたらしていくのです。それは産婆さんであり、大女優であり、管制官であり、彼の人生の幸せだった歌声に出会った人もいれば、不遇の時代の歌声に出会った人もいるのですが、幸男の歌声は聴いた人の耳にずっと残る不思議な力を持っていました。

 

器用で、明るいのに影のある真田君から目が離せない

幸男を演じるのはわれらが真田佑馬君です。今回が初座長となります。Love-tuneのメンバーである真田君。本当に器用な人です。Love-tuneではギターを弾くし、笑いもとれる、チームの要。しかしなんといっても、真田君の器用さは演技にあります。『コインロッカー・ベイビーズ』では5役を演じわけていました。オープニングに出てくる、別に本筋に関係ない駅員の役でも真田君ってちゃんとその雰囲気をまとっているんですよ。その後に出てくるタツオは金網の中の世界に生きる、いかれた役でしたが、その気持ち悪さにはうなされました←褒めてます。ジャニーズなのにこういう突き抜けて気持ち悪い役をできるということで、目が離せないと思っていたら(←褒めてるよ!)、今回ついに初座長。今回は歌が好きなブロードウェイ俳優という役どころ。華々しいように見えますが、幸男の幸せの皮を一枚めくったらしんどいことがやまほどある青年です。今回の幸男をみていると確かにラッキーマンではあるけれど、底抜けに明るいわけではなく、スポットライトを浴びているからこそ、その後ろにできる影をちゃんと背負っています。ここが真田君。特にNYでうける日本人への差別や、有色人種にミュージカルの仕事が回ってこない現実がありながら、歌が好きで好きでたまらない。だから歌う。そして歌に生かされている。陰の味付けがこういう風にできるジャニーズは稀有なんではないでしょうか。

 

そしてなんといっても一緒にダニー・ボーイズを組むことになる水田航生君と柄本時生君との仲の良さ。

 

 

真田:ダニー・ボーイズとして『ああしたらいいんじゃないか、こうしたらいいんじゃないか』とたくさん話し合いました。そこが作中の関係性と通じるところもあって。素敵な雰囲気の稽古場だったと思います

 

うう〜(泣)この人たちは本当に稽古からの仲の良さが伝わるような、まっさらな人間関係が舞台上でも繰り広げられて、ダニー・ボーイズの関係性をみているだけでも、うれしくなっていきます。

 

Love-tuneの活動も観たいけれど、真田君のお芝居ももっともっとみたいと思わせてくれる作品でした。

 

千穐楽とのことで、座長挨拶がありました。

  • 歌をうたうことの楽しさを思い起こさせてくれた作品です(子供の頃は歌うことが好きでアンパンマンの歌とかうたってたよ)と挨拶をするさなぴー。
  • 拍手を止める時にいいともの“バン!バンバンバン”をするさなぴー。さすが! 
  • 「俺本家だから」といっているのもかわいい(noonboysだもんね)。

 

最後の個人的に独り言

  • 本人もサマステで顔が長いって言ってたけど、さなぴーの顔の大きさを改めて実感(大きさっていうよりも長さか?)エイミーとミッキーに空港まで車で送ってもらうシーンで、さなぴー後部座席に座っているんだけど、どうみても、さなぴーの顔が大きい。遠近法を打ち破る、存在感さすがだ。
  • ブロードウェイでのみんなで歌う歌は青春そのものの勢いが詰まっていて胸がいっぱいになります。『ニューエイジ(ネジのうたのやつね)』『Lucky man goes Broadway』などなど、音源化してもらいたい曲が多い。

安井謙太郎くんの三婆も始まりましたね。Love-tune忙しい!

 

 

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