J組がむしゃらら

日々のジャニーズあれこれ。舞台、コンサートを中心に映画、DVDもeveとその友人、ざっきちゃんとロンさん三人のジャニーズへの思いをつづっていきます。

7/13 橋本良亮、河合郁人主演 秋山大河、福士申樹出演 音楽劇『コインロッカー・ベイビーズ』レポ 両性具有のふみきゅんの繊細さ、狂人血まみれ秋山大河君のインパクト

2年ぶりにはっしー、ふみきゅんの音楽劇『コインロッカー・ベイビーズ』が帰ってきました。1982年に出版された村上龍の小説を2016年に初めて舞台化されたということで、話題になりましたね。今年は一部キャストが変更されての再演。初演で真田佑馬君が5役を演じ分けていましたが、今回はMADEの秋山大河君、福士申樹君がインパクト大の役を含め、爪痕を残してくれました。ネタバレ含みますので、まだご覧になってない方はご注意ください。

 

 

 

 

音楽劇『コインロッカー・ベイビーズ』あらすじ

1972年、ハシ(河合郁人)とキク(橋本良亮)はコインロッカーで捨てられているのを発見され、保護された。ハシとキクは子供のころ、心臓の音を聴かされていた。二人は生後間もなく直面した死の恐怖からうまれた膨大なエネルギー発散のため暴力的だった。その暴力を制御するために母の胎内に戻す必要があったからだ。

 

ハシとキクは別々の場所で保護をされたが、同じ養母、和代(大西多摩恵)に愛情をもって育てられる。ある日、デパートの屋上のイベントでハシは催眠術で子供のころに戻され、錯乱状態に陥いってしまう。

 

ハシは実母を見つけるために東京に出る、キクと養母もまたハシを探しに東京に向かう。ハシを探す最中にキクはタクシードライバー(秋山大河)に襲われそうになっていたアネモネ(山下リオ)を救う。汚染地域で、ついにハシを見つけるキク。ハシはプロデューサーD(ROLLY)に見いだされ歌手になった。有名になったハシと実母を対面させようとDが画策するが、実母(大西多摩恵)はキクの母親だった。母に向き合うことになったキクは母を銃殺し、服役することになる。

 

Dと関係を持っていたハシはまた、胸のないスタイリスト、ニヴァ(シルビア・グラブ)とも関係を持ち、子供ができた。ハシの作品作りは難航した。ハシの声は今の人たちに届かないきれいすぎる声だった。ハシは舌を切って、声を出す。その声は卑猥で扇情的だった。ハシは次第に病んでいく。大切なものを殺さなければ聴けないあの音を求めていた。ハシの手が身重のニヴァにむかう。

 

アネモネは服役中のキクに面会していた。キクはカラギ島に眠る精神兵器「ダチュラ」に関する記事を見つけ、二人は海上実習で落ち合う計画をする。ついに二人はダチュラを見つける。

 

ハシとキクはどこに向かうのか

 

 

両性具有のふみきゅんは想像を超えた

2年前、レポ書いてなかった。なかなか咀嚼しづらい物語でしたが、原作を読み、再び作品触れて、理解が深まったところで、今回レポ書かせていただきます。

 

初演はハシがはっしーで、キクがふみきゅんという配役でした。再演では二人の役が入れ替わっています(後半は初演と同じ配役になります)。個人的には今回の配役のほうがしっくりきます。一見、歌手になるハシははっしーのほうが合っているように見えるのですが、ハッシーはキクの持つ男性の強さの方が合っているように思えるし、ハシの両性具有のような繊細な感じは意外にもふみきゅんのほうが収まりが良いです。想像を超えたのはふみきゅん。人間の弱さの引き出しをふみきゅんがうまく使っていることに驚かされます。

歌に関しても、ふみきゅんうまく裏声使っていて、才能あるポップスターの役どころに違和感がありません。

 

はっしーのキクは予想通り。ハシがあこがれるであろう、まぶしい健康的な男子、はっしーがそのままぴたりときます。アネモネちゃんとのいちゃいちゃがあまりにリアルでドキドキします。

 

 

狂人、血まみれ。こんな秋山大河君が観たかった

前回はさなぴーこと、真田佑馬君が5役を見事に演じ分けていましたが、前回の怪演を引き継いだのは、我らが秋山大河君です。秋山大河君と言えば、滝沢歌舞伎の義経で、タッキー義経に斬られるたびに違う人格で斬られるという神業を成し遂げた男です。

 

義経に100人の人格で斬られた大河君にしてみれば、5役くらいお手のもの。ちなみに今回の秋山大河君の役ですが

  1. タクシー運転手
  2. アナウンサー
  3. 看守
  4. 山根(キクと同じ海上実習をする頭にプラスチックを入れている囚人)
  5. 操縦士
  6. 死体

6役を演じています。

何といっても圧巻はタクシー運転手でしょう。

アネモネちゃん登場シーン。偶然タクシーに乗ってきた、かわいいアネモネちゃんを運命の出会いと勘違いし、一緒に逃げようともちかけ(え?急だな)、知り合いを殺してお金取ってくる(おいおい)というマッドタクシードライバーを演じます。

狂人の目つきで血まみれになった秋山大河君。そうなの、こういう役秋山大河君にやってもらいたかったよ(←褒めてるよ)

パンフレットに載っている、はっしー、ふみきゅん、山下リオちゃんの鼎談の中にも、

リオちゃんからも絶賛されてます。

 

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山根の気弱と暴力背中合わせの不安定人格の演技も併せてお楽しみください。

 

そうそう、秋山大河君本人のパンフレットも最高ビジュアルなので、パンフレットはマストバイです。

 

 

 

本日の独り言

  • 福士君も狂った役はまっていました。MADEちゃん、今後も演劇班として活躍していただきたいです。

 

作品データ

タイトル

 音楽劇『コインロッカー・ベイビーズ』

製作年

2018年

公演期間・会場

2018/7/14(土) ~ 2018/7/29(日) TBS赤坂ACTシアター

2018/8/11(土)・2018/8/12(日)豊中市立文化芸術センター大ホール(大阪府)

2018/8/18(土)・2018/8/19(日) 富山オーバード・ホール(富山県)

上演時間

約2時間20分(休憩20分含む)

作・演出

木村信司

原作

村上 龍

出演

キク・ハシ:橋本良亮(A.B.C-Z) 

ハシ・キク:河合郁人(A.B.C-Z)

アネモネ:山下リオ 

ニヴァ:シルビア・グラブ

D:ROLLY

秋山大河(MADE/ジャニーズJr.) 

福士申樹(MADE/ジャニーズJr.)

大西多摩恵 岡田あがさ

梅澤裕介 塩野拓矢 野田裕貴 加藤貴彦 藤岡義樹

菅谷真理恵 小板奈央美 伊藤彩夏 中西彩加

 

 

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