J組がむしゃらら

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安井謙太郎君出演『三婆』- 稀代のコメディエンヌ女優三人に囲まれながら、男っぽく成長している安井君のこと。変わらなくかわいい安井君のこと

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真田佑馬君のダニーボーイが終わり、11月になると安井君の『三婆』が始まります。Love-tuneからLove-tuneのお芝居へ。国際フォーラムから新橋演舞場へ移動です。『三婆』は1970年代から再演が繰り返されている名作。キャスティングも大竹しのぶさん、キムラ緑子さん、渡辺えりさんとよくぞここまでそろえたなというラインナップ。そこに安井君がどう絡んでくるのか。今回もかなりネタバレ含みますので、ご覧になってない方はご注意ください。

 

 

  

あらすじ

昭和三十年代。金融業を営む武市浩蔵が神楽坂の妾の駒代(キムラ緑子)の家でぽっくり死んだ。遺体は渡さないと浩蔵の側近であった重助(段田安則)に言い放ち、葬儀の準備を始めると、本妻の松子(大竹しのぶ)が乗り込んでくる。本妻のプライドを振りかざした松子と、ほとんど浩蔵とともに暮らしたという自負のある駒代。それに浩蔵の妹のタキ(渡辺えり)も加わり、それぞれをののしりあうバトルはヒートアップする。

 

浩蔵が亡くなってひと月、浩蔵は事業で抱えた借金があり、その清算に神楽坂の駒代の家と渋谷のタキの家が処分された。本妻は法律上守られることが多く、目黒の本宅は残された。タキにはマンションが与えられるはずだったが、浩蔵の血縁者であることをガンと主張して目黒の本宅の一室にちゃっかりと居座る。一方、駒代は新橋に店を出すまでの間、間借りして欲しいと松子にすりより、あっという間に女中をつれて居候することになる。

 

松子だけではなく、お手伝いをしていたお花(福田彩乃)にとっても二人の同居は迷惑な話だった。家に出入りをしている八百屋の辰夫(安井謙太郎)といずれは結婚したいと思いながらも、松子に気にいられ、養女に迎えたいといわれていたお花にとって、口うるさい駒代とタキは邪魔な存在だった。

 

松子にとって駒代とタキを追い出すというのはもはやライフワークにも似た熱を帯びていた。追い出そうとしていく中で、お花は松子から離れ、そしてついに駒代とタキも家を出ることとなった。二人が出ていく前の晩の送別会で誰よりも悲しくなっていたのは松子だった。松子は泣いて二人に同居してくれと頼む。

 

そして20年。お花は辰夫と、娘を連れて松子の家を訪ねる。家は昔の見る影もないほどに荒れ果てていたが、そこには松子、駒代、タキそして重助が4人で相変わらず、元気にいがみ合いながら暮らしているのだった。

 

何度も再演されている名作だけあって、ストーリーが面白く、それに加えて、大竹しのぶさん、キムラ緑子さん、渡辺えりさんのバトルがすさまじく気持ちよい。このバトルは年配の方ならずとも楽しめます。それぞれが、相手の嫌なところをガツンと責め立てて決して甘やかしてくれません。嫌いな相手だからこそ、繕う必要のない相手だからこその、ののしりあい。婆あのバトルもここまでくればまさにショービズ。一つでも間を外したら台無しになるようなセリフのやり取りが本当に小気味よくポンポン出てきます。

 

安井君のリアルな彼氏感

そしてわれらが安井の謙ちゃんです。お手伝いお花の彼氏として出てきますが、
最初の登場が

 

花道を自転車でチリンチリンですよ(帰りも)

 

お花の彼氏のポジションからしたら、かなりの大物感ある登場っぷりです。

 

しかもです。

 

フラフラしている。(日によって違うと思うけど)

 

これ、キュンとしますよ。「ふらふらと花道を自転車で通過する安井君」ってタイトルつけて額に入れて飾りたい。なんかこれだけ観れただけで幸せ。

 

その後の安井君もリアルな彼氏感があふれています。

 

  • 汗ふいてって彼女に言われて、首筋を手ぬぐい(?)で拭いてあげたりとか
  • あおいでって彼女に言われて あおいであげたり
  • すねて「キスして」っていわれてちょっと慌てたり

 

などなど、ちょっとした彼氏感がリアルです。

 

今回、安井君を観て、あれっと思ったのはなんといっても髪型でしょう。サイドをタイトにおさえて、前髪をあげてリーゼントっぽくしています。前髪が上がっているだけで、女子力高めの安井君から男っぽい安井君にさま変わりしています。男っぽく見えるけど(昭和感出しつつ)お花にやられっぱなしなので、かわいらしさはあのままなのでご安心を。ところどころ、リーゼントをなおすシーンが何回かありますが、なんとも安井君らしい。

 

 

男として成長する安井君

構成として

一幕:松子の旦那さんがなくなってからすぐ

二幕:半年後

三幕:20年後

 

なっています。

 

一幕ではお花のために武市家に通ってきた、八百屋の御用聞きだった安井君(辰夫ですけど)二幕目では重助さんとかなり仲良くなっています。仕事ではなく、私服で武市家を訪れています。一回目のオリンピックをラジオで聴いたり、重助さんから宝くじなんかを買う仲になっています。

三幕目で、安井君は社長に出世しています。茶色のピンストライプのダブルのスーツに紺のネクタイ。茶色のチーフ。相当お金持ちになっています。

 

小僧だった、安井君が大物になっている。

でもあの安井君の優しさはそのままです。子供に接するときの表情とか、かわいいままというのが安井君らしいです。決して偉ぶらない、節度ありながら、優しい社長さんに仕上がっています。

 

さてここで、こんな安井君は100回みたいNo.3

No.3 お花への結婚して欲しい辰夫のひとこと

一幕で、お花と二人で結婚して欲しいと語る辰夫「俺、めしくらいは炊きますから」っていう時のキメ顔。昭和三十年代、めしを炊くのは結構かっこいいことだったんですね。そういう「俺、できる旦那になっちゃうぜ」的なドヤ顔がとってもかわいい。

                                                                                                                

No.2 八百屋だよ、肉屋じゃないよ八百屋だよ。

二幕でほぼボケてる重助さんとのやり取り

重助:肉屋さん

辰夫:八百屋です!

八百屋ツッコミの安井君かわいい。このやり取り20年後にも続きます

安井君ってやっぱり肉っていうより野菜よね

 

No.1子供にバームクーヘンをあげる辰夫社長

三幕でお土産に持ってきたバームクーヘンを婆あ三人にこき下ろされた挙句に、なにもないのでそのまま辰夫家族にお出しするというくだり。相変わらず婆あたちが面白い会話をしているのですが、その後ろで、重助さんと娘と三人でなにやら和やかに話している辰夫。こき下ろされたバームクーヘンを優しく子供に挙げているところがかわいい

 

個人的独り言

キムラ緑子さんのブログで謙太郎王子が何度も出てきていて、舞台裏でも安井君がいい人だということが確認できます。ありがとうキムラ緑子さん。特にマッサージしてくれる安井君!優しい→http://mopkimura.exblog.jp/26339723/

 

             

 

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