毎年東京ニュース通信社さんの窓に飾られているタッキーの表紙を見るのも恒例行事になりました。今年もTVガイドの過去表紙と今年のケンタッキー表紙をずらっとならべてくださってます。5日ぶりの『滝沢歌舞伎』でしたが、一つ大きな変化がありました。それは目黒蓮君がついに本格的に出演をしているということです。本日は目黒君が本格出演した件、鼠小僧、次朗吉と仙吉の関係について、本日のレポートについてお送りします。鼠小僧の部分はかなりなネタバレ部分が含まれますので、まだご覧になってない方はご注意ください。
目黒蓮君が本格的に出演しています
二日目から谷村君の代わりにアンダーとして出演していた目黒君の出番が増えました。
目黒君の出番ですが
- オープニングのラインナップ
- いにしえ
- 太鼓
- 浮世艶姿桜
- 鼠小僧(最後の水殺陣シーンは出ない)
- With Love/LOVE
アンダーで出てきた時には、オープニングのラインナップ、太鼓は出ていなかったのですが、今回ここで出ているということは、谷村君のアンダーではなく、出演メンバーにカウントされているようです。谷村君が出られなくなったのは残念です。しかし、目黒君が観られるということはうれしいことでもあります。なんとか二人とも出るということはあるのでしょうか。今後も注目して行きます。
鼠小僧~笑いあり、涙なし~が去年から深まっています。
鼠小僧について、そろそろふれていこうと思っています。
前回から変わっているのは
- 子供時代が付け加えられていること
- 仙吉が鼠小僧について、よりしつこく調べていることです。
なぜ鼠小僧が生まれたのかは幼少時代にあり
子供時代の次朗吉と仙吉は親に捨てられて、食べ物を盗んで生活をしていました。仙吉は強欲な商人を狙って盗みを繰り返しているために、見つかった時には大変なことになることを分かったうえで盗みをしています(「簀巻きにしてやる」って言われてますからね、完璧なるリンチ、及び幼児虐待です)いよいよ、仙吉は、次朗吉のために、自分は家から出て、その罰をうけることとなり、それがもとで二人は永い間、別かれ別かれになっています。
そして再会
次朗吉は仙吉が兄であるということを知っています。目明しという、ちゃんとした仕事をして町の人からも尊敬をされている仙吉ですから、次朗吉は、「兄ちゃんえらくなったな」と思っていたことでしょう。しかし、自分は裏稼業、しかも兄は自分を追っている目明し(今でいう刑事みたいな感じ)。簡単に弟だと名乗ることはできません。
では仙吉はどうか?鼠小僧は盗賊ですから、素性は全く分かりません。しかし今回の仙吉は少しずつ、鼠小僧という人物を知るような構造になっています。
仙吉登場
次朗吉と会う、仙吉登場の場面では仙吉はしばらく江戸にいなかった理由を「鼠を良く知る、上州の芝居小屋のスタッフを訪ねていたから」と話しています。きっとその話を聴いていると、役者の親を持つ自分と境遇が似ているようですから「おや、鼠というのは、自分によく似た人物なのかもしれない」と思ったことでしょう。
「鼠は変わった盗賊だ」と仙吉は思っています。自分で盗んだものを全て江戸の人々に分け与えてしまうとういう変わった盗人。しかし、自分も昔はそうしていた過去があります(冒頭子供のシーン)。そこになにか単なる泥棒を逮捕するということとは違う感情が生まれている。だからこそ、上州なんて遠いところまで行って話を聴きに行こうという気になったに違いありません。
次朗吉から出た言葉
次朗吉とお丸の団子屋で話をする仙吉。鼠小僧は変わったやつだという言葉に対して「それは親分も同じじゃないですか」と語りかける次朗吉。これが鼠から出すことができるギリギリのヒントです。ここで仙吉はその言葉を受け取るだけ。
次朗吉と駒蔵(室龍太)の会話を聴く仙吉
次朗吉はおしこみ強盗をしている駒蔵に「飢えて死んでいく人々を見殺しにしてもいいのか?」と問いかけ「笑いあり涙なしの江戸の町をみるのが自分の夢」だと語ります。その言葉にハッとする仙吉。自分がやろうとしていたことを(金がないからできてないけど)鼠はしようとしていることに気づきます。
お丸からの聞き込み
次朗吉と鼠小僧が同一人物だと目星をつけた仙吉はお丸に次朗吉のアリバイを確かめます。(「天神祭りの時いなくなったのよね」)ここでお丸も次朗吉が狙われていることに気が付き、そのことを告げるために屋根裏にのぼります。(考えてみれば、お丸結構勇気あるよね。いい女だ)
そうやって詰めて詰めた仙吉が向かうのは
最後水殺陣の捕り物の場面
ここで、初めて二人はお互いの気持ちを口にします。
仙吉:あずまばしの人に、もちあげてくれたか?
鼠:ああ
二人しかしらないあの夜のこと。これだけで、次朗吉と仙吉はガッツリとつながります。
鼠は小判をばらまきながら兄に見つけて欲しかった。こんなことをするのは自分と兄しかしない。だから探し出してくれるに違いない。一方、仙吉も鼠を追い詰めるのではなく、探し求めていた。鼠は単なる盗賊ではなく、自分と心を同じくした仲間であるという直感の中で探し続けのです。(がんちゃん講談師風に)水殺陣のシーンで二人は縄をかけられます。それは縄でありながらも、子供のころの二人の心が重なり合う瞬間でもありま~す。惚れた惚れた惚れました~。(しまったすっかり講談師風に)
健君は『滝沢歌舞伎』を通して、ここまで、年長感というか、お兄さん感をだしている場面はありません。『鼠小僧』はコメディなので、みんながスキさえあれば、笑わせようとネタ満載なのですが、タッキーの兄としての健君はほぼ笑わせません。凛としている。この物語で鼠小僧を真剣に追い求め、鼠小僧の生きる道を浮き上がらせているのが仙吉さん。化粧MCのかわいい健君も最高ですが、仙吉のりりしさはさすがです。
本日の化粧MCレポ
久保田空輝君からの質問
タッキーへの質問「滝沢くんは何でそんなにダンスや歌、演技が上手いんですか?」
林(代読)滝「うーん。才能かな」
室:言ってみたい
林:かっこいいですね
健君への質問「どうしてそんなにCOOLなんですか?その秘訣は何ですか?」
林(代読)健「だろ?そうだろ?COOLだろ?ナルシストにならないことかな」
室:いつから健くんはラッパーになったんですか?だろ?そうだろ?COOLだろ?って
室君つっこんできましたしたね。韻を踏むところをラッパーって。やっと尻尾捕まえた~みたいにつっこんでます。久保田君質問からCOOLってなってたんですよね。久保田君の質問自体の字起こしは誰なんだろ、まさか林君なのでしょうか?
化粧MC
滝:こんにちは
健:こんにちは~(女声で)
滝:もう、女形になっていますね
健:そんなことございません。めっそうもございません。申し訳ございません。
滝:健君。。。
健:Snow Manの皆さんが踊られて、歌われて、いいですね。ただ渡辺君がさ~!衣装でベレー帽かぶってて、可愛げ出したいのか知らないけど、前髪を出すんだよ~。男らしくベレー帽の中に前髪しまってほしいのに~。
滝:健くんがデザイン考えたんですもんね。
健:で、宮舘はハットかぶっちゃえって。だてさま顔隠しちゃえって(ここの言い方がいたずらっ子)
滝:隠しちゃえ?
健:目が見えないのってなかこう、グッっとくるじゃん。
滝:イメージは「大人なSnow Man」なんですよ
健:すごく新鮮。いい曲だよね。俺も欲しかった。デビューしてない子にあげる曲じゃないよ。あんな構成4つもある曲。名曲だよ、俺たちが歌えばよかったのに。
滝:新しいSnow Manということで。でも、後悔しました
健:俺達には何とかの日々って歌があるから
滝:そろそろおぼえてください。蒼き日々です(笑いながら)
健:滝沢ってたまにおっさんみたいな笑い方するよね
滝:この滝沢歌舞伎始まったとき23歳でしたからね
健:マジで?
滝:多分…12年前ですから
健:(客席に)ほんとに23だった?
客席シーン
健:誰も覚えてないっていう。通りで色々変わってくるよね。滝沢はいつでも美青年だよ。(上を向いて)美青年…び……美おじさん。
滝:美おじさん
健:美おじさんって雑誌あったらいやじゃない?みたくない。
化粧に戻ったタッキーが鏡を取ろうとして、うちわを取る、一人でウケてるタッキー
健:どうしたの?
滝:今、紅引こうと思って、鏡と思って持ち上げたら、うちわでした
健:ふざけたの?マジ?
滝:マジです、今日はダメだ
健:俺もあるよ、鏡逆にしたりとか
本日の鼠小僧レポ―笑いあり部分
団子屋シーン
青森、福島、宮城の中学生がご観劇でした。
福島の先生はドラマ全網羅するほどのタッキーファン
滝:先生どこ?(右わきを指して)今夜ここ、空いてますよ
宮城の先生もタッキーファン
次朗吉:(左わき指して)今夜こっちが空いてますよ
丸:なんで逆?
次朗吉:右側はさっきの先生が…
丸:両手に花ね。
ディズニー攻略法を聴くのも無理なくらい興奮している中学生
明日は3校ともディズニーということで、明日の来園者数予想は28000人。混雑予想は。。。。
興奮しすぎて、ワーキャーしている中学生
丸:ちょっと今しゃべってるから~。混雑予想は比較的すいていると
次朗吉:せっかく行くんだからキャラクターに会いたいよな?菊三、明日の天気は?
菊三:明日は曇りだが、一応傘持ってったほうがいいぞ
次朗吉:じゃあ、あんまりキャラクター会えないな。シーに行くと奥にレストランあるから順番に回ってくるぞ
生徒たち:おおおお~
丸:明日はランドに行くの?シーに行くの?
次朗吉:え、ディー?
丸:違うわよ、ディズニーシー!CとDじゃないの!ふざけるのは顔だけにして。
お丸、中学生パワーに先生の大変さを目の当たりにしていました。
中学生ネタは金之助の場面に続く。
金之助屋敷の場面
金之助:わ~こわいよ~あ~びっくりした、今日は中学生が多すぎだよ~
屋敷のものがドタバタしているところで
金之助:廊下は走らないで!習わなかったの?中学校で!!!
中学生カスタマイズが多彩。
石垣侍も「鼠が来たら、あっちからスーッとこっちへスーっと」のくだりでミッキーの手を広げるポーズを。
金之助が「鼠違いだよ」とちゃんと受けてしているあたり、さすがの屋敷組。
本日の独り言
- 『道成寺』の健君の着物の色が濃い青から薄い紫に変わっていました。確かに赤のタッキーと並んだ時にこの紫のほうが美しく見えます。健君が変えようといったのでしょうか?こうやって日々、歌舞伎は進化しています。
- 『浮世艶姿桜』の最初部分でちびジュ4人で踊る部分。ドラゴンボール(光る玉)を持って踊り、舞台袖にボールをなげるのですが、今回は二個、上手袖前で残ってしまった、ドラゴンボール。これは誰が拾うのだろうか?と思っていたら、ヴァサイエガ渉君がはけるときにサッと拾っていきました。さすがちびできジュ
- 終演後に中学生が、ステージフォトを眺めていたので、誰が気になっているのかを盗み聞き(なんという悪趣味)していたところ。「あ、このバイオリンの人~」「あ、おまる~」などと渋いところをみていた中学生。君、なかなか筋がいいぞ。
- 本日の阿部ちゃんの天気予報はこちら。室君が特別出演している~
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