J組がむしゃらら

日々のジャニーズあれこれ。舞台、コンサートを中心に映画、DVDもeveとその友人、ざっきちゃんとロンさん三人のジャニーズへの思いをつづっていきます。

11/3 二宮和也主演、西畑大吾出演ラストレシピ 麒麟の舌の記憶 初日舞台挨拶レポ 8回の舞台挨拶を渡り歩く二宮さんは特殊訓練をうけている。新幹線に閉じ込められたときに関ジュとのテレビ電話に救われた西畑君。

えび座が終わり、映画を見まくっているのですが、アップが追い付きません。『ナラタージュ』と『先生! 、、、好きになってもいいですか?』の先生対決について書きたいのですが、その前についに始まった『ラストレシピ 麒麟の舌の記憶』について、舞台挨拶レポします。最近はライブビューイングで舞台挨拶を上映してくれるのがいいですね。カメラが被写体にかなり寄ってくれるので、もしかしたら最後列で観るよりもライブビューイングのほうが見やすいのではとさえ思ってしまいました。今回はなるべく、ネタバレをしないようにしたいのですが、上映後の挨拶だったために、ネタバレ発言が出ている部分があります。まだご覧になってない方はご注意ください。

 

 

 

 

『ラストレシピ 麒麟の舌の記憶』あらすじ

佐々木充(二宮和也)は一度味わった料理はもう一度再現できる絶対味覚をもつ料理人。佐々木はかつて有名な料理店を営んでいたが、理想を追求しすぎて失敗し、今はその鋭敏な味覚で「人生最後に味わいたい料理」を作ることで生計を立てていた。

 

そんな佐々木に新しい依頼が舞い込んでくる。

依頼を聞くために北京に出向いた佐々木を待ち受けていたのは中国料理界の重鎮楊晴明(笈田ヨシ)。彼は山形直太朗(西島秀俊)ともに自分も製作に関わった究極のフルコース

 “大日本帝国食菜全席”のレシピを再現して欲しいと申し出た。

 

佐々木は宮内省を訪れ、山形と共に料理を作った人物を捜し歩く。人里離れた場所に店を開いている鎌田正太郎(伊川東吾)は1933年、山形直太朗と一緒に満州に渡った当時のことを話しだす。

 

陸軍大佐三宅太蔵(竹野内豊)から命令されたのは満漢全席を超える、究極のフルコース

 “大日本帝国食菜全席”を完成させ、天皇陛下が満州を訪れた際にそれを供するというものだった。最高のレシピを作ることに興奮する山形だったが、理想を追求するがあまりに、鎌田(西畑大吾)や楊(兼松若人)につらく当たることがしばしばあった。そんな調理場をみていた妻の千鶴(宮崎あおい)は周囲の人を信用しなければ良いメニューは生まれないと諭し、写真をとりながら、レシピを周りの人にもわかりやすく説明できるように改良していった。レシピはみんなで作られた。直太朗だけのものでもなく、千鶴や鎌田、楊のものでもあった。

 

いよいよ、天皇が満州を訪れると告げられた時、直太朗は三宅から思いもよらないことを耳打ちされる。

 

三宅の謀略をきかされた直太朗は仲間とレシピを守ることはできるのか?

佐々木はレシピを手にいれることでき、再現することができるのだろうか?

 

 

二宮和也という怪物

今回の佐々木という役は、飄々とした、ある意味ニノさん寄りのキャラクターではあります。しかしながら、この飄々部分の奥にあるものに注目。

 

ニノさんのすごいのは直太朗が鎌田や楊と心を通い合わせて料理を作っていくさまに反発するシーン。「料理は愛情じゃない、料理は戦いなんだ」この言葉の中に、小さいころに施設に入れられ、15歳で施設を飛び出し料理人として生きてきた重い過去があります。人を信頼せずに自分の味覚だけで渡り歩いてきた佐々木の本心があります。一切の妥協を許さないのは、自分の舌以外は信用できない過去があったから。彼の言葉に一切の迷いがありません。そういう締めるセリフで心をわしづかみにするニノさんはさすがです。

 

風貌があまりにふわりとしているので、厳しい世界で生きているように見えないないのに、料理をする横顔、直太朗の鋭敏な味覚に心を奪われる瞬間にニノさんの演技にその厳しさがみなぎり、地味でありながらじわじわと光ります。

 

そしてラストの直太朗の真実を知ったニノさんが園長先生の遺影を前に食べるビフカツ。このシーンだけ100万回観たいシーンです。この表情が直太朗と向き合った佐々木の全てです。それをあれだけの短いセリフとあの表情で作り上げている。ニノさんの圧倒的な演技力がここで本当にスパークします(地味だけど)ああこの人が感じている味覚が見て取れる。食べてないのにこのビフカツのうまさが伝わる。そんなニノさんなのです。天才とはこういう人のことを言うのでしょうね。この表情をみるとビフカツ食べて帰りたくなります。

 

 

そこに食らいつく、かわいい演技派西畑大吾君

鎌田は山形直太朗の助手を務めています。まだ駆け出しの料理人で、料理をすることが楽しくてしょうがない。そういうキラキラした目をしています。この目、どっかで見たことあると思ったら、NHKの朝ドラ『ごちそうさん』の時のかっちゃんの目だったね。あの時の料理を作ることに夢中な、かっちゃんの目が再び戻ってきたという感じです。

 

私の一押しは「かつお節を削る大ちゃん(もとい鎌田)」です。最初は楽しそうにかつお節を削っている大ちゃんなのですが、その次のショットでは、目線が削られたかつお節目線なんですよ。「おいしくけずってくれてありがとう大ちゃん(いやだから鎌田だってば)」と、かつお節さんからのカンナ越しに見えるかわいい大ちゃんの顔が映るのです。ヒュー最高!滝田監督はヒューマンドラマの巨匠だということを重々承知の上で、ぜひアイドル映画を撮っていただきたいと思ってしまいました。かつお節目線とかもう発明の域ですよ。いや~すごいもん観させていただきました。

そんなかわいい大ちゃんですが、今回の西畑大吾君は戦略的です。ネタバレになるので多くは語れませんが、今回の鎌田の役どころは重大です。あんな小鹿みたいな目をしているくせに重大です。(←最高の褒め言葉)

 

舞台挨拶レポでも触れますが、大ちゃんファンは少なくても二回見なければなりません。つまり“ある秘密”を知ったうえで、最初から大ちゃんを見ると、ち密に計算された大ちゃんの演技がよく理解できるからです。この時に鎌田はどんな気持ちだったのか。二回目だからこそわかる演技がたくさん詰まっています。

 

この映画を観て、大ちゃんにはもっとたくさんの映画に出て欲しいと願わずにはいられません。

 

 

舞台挨拶7レポ(この回は上映後なのでネタバレあります。ご注意ください)

舞台挨拶のライブビューイングをレポします。

舞台挨拶TOHOシネマズ上野

登壇位置は下手から西畑大吾、竹野内豊、綾野剛、二宮和也、西島秀俊、宮崎あおい、滝田洋二郎監督

 

衣装

にの:黒と白の縦ストライプのスーツ

大ちゃん:深緑のジャケットリボンのついたシャツ。緑基調のチェックパンツ

 

嵐18周年おめでとうございます。嵐のみなさんもどこかで観ていると思いますよ(二宮) 

ニノ:全国のみなさん、ニノミヤですよ。今日は色々お話ができたらと思います。よろしくお願いいたします。

西島:全国のみなさん、(地元)南大沢のみなさんこんにちは。

綾野:みなさんこんにちは、思いが込められた作品になっていると思います。

宮﨑:みなさんこんにちは、今日はよろしくお願いします

竹野内:この作品をやっと送り出すことができてうれしいです。

西畑:こんにちは、大阪のみなさんこんにちは

監督:みなさんこんにちは、なかなか舞台挨拶で行けない地元富山のみなさんこんにちは

 

初日を迎えられて二宮さんいかがですか?

ニノ:あさから舞台挨拶をさせていただいて、ありがたいです。

 

そして嵐18周年おめでとうございます

ニノ:ありがとうございます。嵐のみなさんもどこかで観ていると思いますよ。映画の初日と(嵐の)結成日が重なるなんてことがあるのかなという感じです。今までなかったです。

 

7回目の舞台挨拶ですが

西島:観客の皆さんと直接話す機会があってうれしいです。

宮﨑:回を重ねるごとにおかしくなっていってます

竹野内:みんなが崩れていっています。噛みまくってます

西畑:みんなにすごくいじっていただいてうれしいです。

監督:おか(噛んでる)あ、噛んじゃった。お客さんを前に感無量です。

綾野:こわれていくことをみとめながらやってます。上映後挨拶は初めてですねイニシアティブとれながらできますね

 

運んでいる手がプルプル震えていました。そのプルプルをみてください。(西畑)

もう一度見るときのポイントなどありますか

ニノ:西島さん(どうぞ)

西島:え?マジで?西畑君ですかね。(ある秘密関わるところで)外見変わるしね。真面目なんで細かく演技してますよ。

西畑:うれしいです。悪い顔をどこで見せるのか監督と話しあい、作り上げてきました。悪かったですね(笑)

ニノ:現代はなんかあるかな?気づきたいよね。お店で働くシーンで、料理監修をしている服部先生がお客さんで出てるとこかな

西島:牡蠣投げてるとこ?

ニノ:え?気づいてない?

綾野:ただものじゃない感ある

監督:カウンターの角、外国人の女性の隣ですよ

綾野:炒飯の鍋をふるう練習をしいていた西島さんはでてないですよね(笑)僕はエキストラさんの炒飯を作りました。

宮﨑:満州の部分では衣装を観て欲しいですね。作っていただいているのですが、着物、ワンピースどれも素敵です。西島さんのスーツ姿は背中の筋肉の感じがよくわかるので、料理人の体が堪能できます(横を向いて体形を見せる西島さん)

竹野内:“大日本帝国食菜全席”が食卓に並ぶところでしょうか。

西畑:僕は食材をはこぶところがあって、10-15キロくらいなんですけど、運んでいる手がプルプル震えていました。そのプルプルをみてください。

 

台風で新幹線に閉じ込められて関西ジャニーズJr.に連絡したら、テレビ電話につきあってくれて。夜の4時まで話してました(西畑)

最近泣いたことについて教えてください

西畑:僕は大阪に住んでいいて、東京で仕事があった時に台風で新幹線が静岡あたりで10時間半くらい止まってしまったんですよね。お腹もすいてたし、関西ジャニーズJr.に連絡したら、テレビ電話につきあってくれて。夜の4時まで話をしていて、電話を切ったら涙が出ました。

竹野内:泣かないんですけど、ドラマの撮影でオールアップが一人だったのですが、共演者の麻生久美子さんがサプライズでわざわざ南大沢まで来てくれて、南大沢1時間くらいかかりますよね?(地元が南大沢の西島さんの方向いて)ちょっと胸が熱くなりました。

宮﨑:この一週間泣いてます。東京国際映画祭で17年前の作品の上映があって監督と再会して泣いてしまいました。映画というのは長く愛してもらえるものなのですね。14歳の自分を客観的に観て、当時と今では見方が変わっているいるなと。そういう映画に関われて幸せです。(この作品も)5年とか10年後に今よりも貴重だと思える映画になっていたらいいですね。

綾野:二つあります。WBAで村田さんがチャンピオンになった瞬間ですね。僕らは虚構の中で演じていて(リアルな)アスリートに憧れがあるんで。僕らもアクションからカットの(撮影中は)本当が映っているといいなと思っています。

それからラストレシピのポスターを嵐のメンバーにあてはめたのがあって、俺のところが大野君だったのが(ニノそれいいから!)、グッときました。以上です

西島:一昨日泣きました。あおいちゃんと同じ、東京国際映画祭で18年前からの友達が5年かけてドキュメンタリー映画の舞台挨拶をみて泣きました。

ニノ:涙は出てないけどグッときたのは、先日番組でカエルを捕まえたんですけど。ヌルヌルしているのは得意じゃなくて、ヌルヌル嫌だったんだけど、嵐の人たちが「よく蛙触ったね~」言われたときにグッときました。

 

最後に西島さんと二宮さんから

西島この映画を観て、人生の思いでの料理を思い出しました。家の料理を思い出しました。その料理から人を思い出しました。この映画を観て、その思い出した人と一緒に食事をしてもらったらこの映画は完成するのではないかと思います。

 

ニノ:つないでいく思いとつなげたいの思いが重なるのは限られていること。特別なことです。絶やしてはいけない思いをつないでいければと思いました。もう一度六本木でかっこいい南大沢の西島さんをみたりしてください。

 

 

舞台挨拶8レポ

立ち位置、衣装は舞台挨拶7と同じ。

 

僕らは特殊な訓練を受けているんでギリギリやってますが、他の方にはおすすめしません。(二宮)

みなさんからひとことどうぞ

ニノ:聞いた後にまた楽しんで観てください

西島:南大沢、多摩、昭島のみなさんこんにちは

綾野:岐阜のみなさんこんにちは。この挨拶も最後でラストレシピのメンバーが集まるのもこれが最後かと思うとさみしいです。また滝田さんのもとで集まって作品を作りたいです

監督:やりましょう

宮﨑:8回目の挨拶、すごく面白くなってきているので、楽しんでやりたいです

竹野内:頭が回らなくなってます

西畑:大阪のみなさん元気ですか?西畑は元気です。今クランクアップの気持ちになってます。

18周年を8回のTOHOシネマズ上野スクリーンジャックで迎えていますが、

ニノ: 僕らは特殊な訓練を受けているんでギリギリやってますが、他の方にはおすすめしません。

 

もう一回やるといわれたらどうしますか?

ニノ:日本人なんで、やりましょう!Noと言えないので

 

18周年という大切な日にニノをジャックできました。(綾野)

撮影で印象に残ったシーンはどこでしょうか

ニノ:今回楽しくやらせてもらいました。夜家に帰って、次のシーンを考えることができて、フラットな気持ちで取り組めました

綾野:18周年という大切な日にニノをジャックできました。

西島:満州チームは料理ですかね。食べていたのは竹野内さんですが。

竹野内:おいしかった!

西島:え?(それだけ?)ちゃんとして!

竹野内:とにかくおいしかった。なんでしたっけ?

ニノ:特殊な訓練うけてもこれですから

綾野:ニノは俺の炒飯たべてくらいだよね

宮﨑:私は雪降らしのシーンでクランクアップだったんですが、西島さんが特機部のシャツをきて作業してて。西畑君も泣いててグッときました。

西畑:今も泣きそう。西畑大吾としては終わるので(映画としての)あ、西畑大吾終わらないけど。役を終えるのは悲しいけどみなさんに観てもらえてうれしい。

監督:オーディションで兼松君との新しい出会いがありました。素敵な表情をする役者さんです。

 

最後に西島さんと二宮さんから

西島:普遍的なことが描かれている作品で親に観てもらいたいです。世代を超えて進めていただけたらと思っています。自分と同じ世代ではなく違い世代の人に勧めて欲しいですね

ニノ:つないでいく(受け取って)つながるということはだれしもにあること。そこからなにかが残ると思っています。

 

 

本日の独り言

今セブンイレブンでラストレシピキャンペーンしていて、コラボメニューを買うとクリアファイルがもらえます。早速、炒飯買ってクリアファイルもらいました。大ちゃんのビジュアルも入れて欲しかった。。。

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作品データ

タイトル

ラストレシピ 麒麟の舌の記憶

製作年

2017年

上映時間

126分

監督

滝田洋二郎

脚本

林民夫

出演

佐々木充:二宮和也

山形直太朗:西島秀俊

柳沢健:綾野剛

山形千鶴:宮崎あおい

鎌田正太郎(満州時代):西畑大吾

三宅太蔵:竹野内豊

楊晴明:笈田ヨシ

楊晴明(満州時代):兼松若人

鎌田正太郎:伊川東吾

園長先生:大地康雄

 

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