『恋する♡ヴァンパイア』でとにかく爪痕を残しまくった京本大我君がついに主役で登場。しかも役名は猫です。なに?!猫って????これが前回のドラキュラを超える、京本大我君のはまり役になろうとは、始まる前には思ってもみませんでした。現実感のない浮世離れした役をやらせたらJr.1の大我君。その佇まいに心を奪われました。今回もネタバレありますので、まだご覧になられていない方はご注意ください・
- 「BOSS CAT」あらすじ
- Punk Fantasy=辛口おとぎ話。むしろ子供に見せられないおとぎ話
- 前回も言ったけど、絶対見た方がいいよ。
- 本日は見学にSnow Manのあべちゃん、だてさま、さっくん、Travis Japanちゃかちゃん、しめちゃんが入っていました。
- 本日の独り言
- 作品データ
「BOSS CAT」あらすじ
あるところに、三人の兄弟がおりました。粉ひき会社の社長をしていた父は亡くなり、三人が遺産を分けることになります。楽して儲けたい長男(細見大輔)、欲がなくてぼんやりしている次男(中山祐一朗)頭の良くて、フットワークの軽い三男(平野潤也)。会社経営をどうするか長男と三男がどんどんと決めていく中で一人取り残された次男がもらえたものは猫(京本大我)でした。猫しかもらえなかったことを愚痴る次男でしたが、猫には粉ひき会社の赤字経営を知っており、自分にカバンと長靴を用意してくれたら、次男には遺産なんかよりも素晴らしいものをプレゼントしますと言ってのけます。次男は猫にカバンと長靴を用意すると猫はうさぎを捕まえて王様のもとに届けます。「これはカラバ侯爵様からの贈り物でございます」と伝えて。猫は王様に贈り物を送り続けると、王様はカラバ侯爵に興味を持ちます。猫はこの時を待っていたのです。猫は次男を裸にし、川でおぼれるように指示します。さあ猫の大芝居が始まります。次男は無事カラバ侯爵になりきって、名誉と愛するお姫様を手にいれることができるでしょうか?
Punk Fantasy=辛口おとぎ話。むしろ子供に見せられないおとぎ話
あらすじがなんとなく、おとぎ話口調になってしまいましたが、この物語は大人のための物語です。シャルル・ペローの『長靴をはいた猫』が原作になりますが、子供のころに読んだこの物語の主人公の猫がこんなにも辛辣なキャラに仕上がっていることに驚かされます。
次男をカラバ侯爵にするためには、実際の領地の持ち主である人食い鬼オーガを倒さなければなりません。原作ではこの人食い鬼を鼠にして猫がパクっと食べてしまいめでたしめでたしとなりますが、鈴木勝秀バージョンではこの人食い鬼の存在について、猫と人食い鬼が語るシーンがあります。「人食い鬼は人が作り上げた存在。ドラキュラのようなものだ。一度消えてもまたどこかに現れる」。そしてまた猫も9回生まれ変わり、死を恐れない存在として描かれています。この物語の中では人食い鬼同様、猫も現実ならざる存在なのです。
人食い鬼のセリフには、奇しくも『恋する♡ヴァンパイア』で大我君が演じたドラキュラが言及されています。ドラキュラや人食い鬼と同じようこの世のものならざる存在として猫を演じるのが京本大我君なのです。今回は猫、というよりは猫の妖怪、化け猫の役が京本大我の危うくてセクシーな面を浮き上がらせています。
前回も言ったけど、絶対見た方がいいよ。
『恋する♡ヴァンパイア』のレポを見返すと
勝訴!京本大我みたいなことを書いていますが、今回の大我君はそれを大きく超えてきました。この世ならざるものを演じるとその美しさが際立つのが大我君。もしまだご覧になってないのであれば、絶対見た方がいいよ(断言)
特に
- ハピアイのフライングドラキュラの大我君に倒れた経験のある方
- 『恋する♡ヴァンパイア』のドラキュラ大我君に呼吸が出来なくなった方
- もろもろ京本大我君の小悪魔所作に頭をガンガン打ち付けたことがある方
絶対見た方がいいよ
見どころをこれから10個書き出しますから、心して読んでくださいね
- まず、髪型。金髪でサイドに流れてやや耳っぽく見えるところが最高の出来栄え
- 衣装が大我君にピンクのスーツにパープルのシャツ。もう活版印刷とか羅針盤レベルの大発明
- 登場のシーン「どうも猫です」(猫ポーズ)はい、かわいい~もう、一口目でかわいい~
- 爪研いでるところに召使(高田翔君)から「呼ばれてるよ」と言われて吐く「マジかよ」なにこのシチュエーション。耽美
- ニャニャニャ猫語しゃべってるところ。さっきのマジかよからのギャップの可愛さ
- 帳簿みている猫の賢さ
- うさぎ殺す時の悪い顔。
あ~あれ思い出したわ。北斗君との『Rocking Party』 - 殺したうさぎの乳首いじってへらへら笑ってるとこ
- 客降りして「この領地は誰の領地だ?」っていう時の聴き方。可愛すぎ
- オーガを食べようとする瞬間の舌なめずり。やばいエロさ
今書きながらもドキドキします。「大我恐ろしい子」
それから今回のパンフレットの写真が恐ろしくいい出来なので、パンフレットも絶対買った方がいいよ。
本日は見学にSnow Manのあべちゃん、だてさま、さっくん、Travis Japanちゃかちゃん、しめちゃんが入っていました。
大量見学にどよめく会場。しめちゃんが後ろをちらっと見ようとしたら、キャーっという声が聞こえてくる始末。
見学の皆様レポ3連発
よみうり大手町ホールは講義とかに使われる関係で引き出して使うテーブルがついているのですが、それを出したりしているしめちゃんがかわいい(本当は出しちゃだめ)
高田翔君のうさぎが「美人やハンサムであることを鼻にかけないで、心優しい人になりましょうね!(ニュアンス)」と見学している5人に向かっていうと元気よく「はーーーい」と答える5人。特にしめちゃんの声が聞こえました。
客降りの王様に「ここは誰の領地だ?」と聞かれたしめちゃん。うまく答えられずお付きのものに「カラバ侯爵ね」とフォローされる
客いじりとかは毎回変わるようなので、複数回見ても楽しめますね。
本日の独り言
- 今日一緒に行ったお友達の名言。「富豪だったら、パンフレット全部買ってみんなに配りたい」いやそれほどまでに今回のパンフレットの出来は素晴らしかった。
- 高田翔君のお姫様の女装がじわじわ来る。もうちょっと見てたら、かわいいと思えたかもしれない。
作品データ
タイトル |
Punk Fantasy「BOSS CAT」 |
製作年 |
2018年 |
公演期間・会場 |
7/6(金)~7/8(日) 東京・よみうり大手町ホール 7/19(木)~7/22(日) 大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ |
上演時間 |
約1時間40分(休憩なし) |
作・演出 |
鈴木勝秀 |
原作 |
シャルル・ペロー『長靴をはいた猫』 |
出演 |
京本大我(SixTONES/ジャニーズJr.) 中山祐一朗(阿佐ヶ谷スパイダース) 高田翔(ジャニーズJr.) 細見大輔 平野潤也(演劇集団円) |