J組がむしゃらら

日々のジャニーズあれこれ。舞台、コンサートを中心に映画、DVDもeveとその友人、ざっきちゃんとロンさん三人のジャニーズへの思いをつづっていきます。

20/2/7 堂本光一主演『Endless SHOCK』レポ 祝20周年。タツヤがもたらす新しいSHOCKの始まり。光一との化学反応

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来ました。今年もこの時期が。今年はKAT-TUNの上田竜也君がライバル役タツヤとして出演し、光一さんとどんな化学反応を起こすのかを確かめに行ってきました。

ネタバレ含みますので、まだご覧になってない方はご注意ください

 

 

 

毎年毎年言っていることですが、2月と言えば『Endless SHOCK』。冬の季語となったこの舞台が20周年を迎えました。2005年から『Endless SHOCK』になり、今年もブラッシュアップはあるものの大筋は変わらず、SHOCKの世界が戻ってきました。

 

あらすじはこちら

http://believe2016.hatenablog.com/entry/2017/02/04/000000

 

今年の大きな変化はライバル役としてKAT-TUN上田竜也君がメンバーに加わったことです。

 

SHOCKライバルの変遷

2005年からのライバル役を振り返ります

2005

今井翼、錦戸亮

2006

今井翼、錦戸亮

2007

生田斗真

2008

屋良朝幸

2009

屋良朝幸

2010

屋良朝幸、内博貴

2011

内博貴

2012

内博貴

2013

屋良朝幸、内博貴

2014

屋良朝幸、内博貴

2015

屋良朝幸、内博貴

2016

屋良朝幸

2017

屋良朝幸、内博貴

2018

中山優馬

2019

内博貴、中山優馬

2020

上田竜也

 

もう一人のカリスマとしてのライバル、今井翼君

パフォーマンスでつながっているライバル、屋良朝幸

光一さんを輝かせる影としての役を演じきった、内博貴君

もはやライバルではなく兄という役を光一さんに演じさせた、弟中山優馬君

様々なライバルが歴史に名を刻んでいますが、むき出しの闘争心をもって、光一さんに向かってくる狂犬キャラライバルが出現しました。

 

20周年という節目の年にこの狂犬キャラ(←褒めてるよ)の登場により、まだまだSHOCKの物語には深い可能性を秘めているということを感じずにはいられませんでした。

 

 

今までにないタイプのライバル役、タツヤ

まずは新ライバルタツヤこと上田竜也君といえば

  • KAT-TUNのメンバー。コンサートのソロパートではバイオレンスな世界感をエンターテイメントとして提供している。
    http://believe2016.hatenablog.com/entry/2018/09/11/104301#Worlds-End
  • 嵐の櫻井翔君を兄貴と慕い、「兄貴のためなら身代わり出頭できる(照れながら)」と宣言(そんな状態に翔ちゃんは絶対ならないけどね)
  • 炎の体育会TVではジャニーズ陸上部の部長を厳しく、ストイックに務めている。

 

過去の舞台を振り返ってみると

  • 『冬眠する熊に添い寝してごらん』で蜷川幸雄さんの演出指導を受け、上田君にしかない、立つだけで生まれる存在感を体得。
  • 『ポリティカルマザー ザ・コレオグラファーズ・カット』では海外のカンパニーの中で一人日本人の出演者でありながら、ぞっとするようなオーラをまとって言葉を超え、独裁者という美しくもまがまがしい残虐性を表現。

 

過去の上田出演作を観ているものにとって半端ない熱量と恐ろしいオーラをもってすれば、すでに『Endless SHOCK』の成功は予感していましたが、わからないのは光一さんとの化学反応です。結果から先にいうと、予想を超えた大成功でした。

 

その手があったか『Endless SHOCK』のライバルとしての上田竜也

王子、光一さんと残酷なまでの方向性の違い

同じ舞台を作っていく同士であるにしても才能と気品あふれる王子に対して、タツヤはガツガツと上を目指していく成り上がりです(褒めてるよ)。
王子にはなれなくても、俺は俺の方法でテッペンを目指している気概がタツヤの表情にあふれています。一幕、インペリアルガーデンシアターで魅せるタツヤメインの「Put your hands up」では戦略的に光一とは違う、ポールダンサーをはべらせ、セクシーで男らしさをアピール。ショーの中身にも大きな幅を広げています。

 

強そうにみえて、めっちゃメンタルやられているタツヤ

二幕冒頭の夢の中でのシェイクスピア劇の場面。光一を傷つけてしまったことに対する後悔、仲間との関係性を再構築できない苦しみ。不器用だからこそ落ちるところまで落ちるしかないタツヤの実直さから、タツヤの見えている世界には仲間からの責め言葉、光一の残酷な笑みがあふれています(実際はそんなことはないのに)追い詰められた弱さにタツヤの魅力が詰まっています。

 

てらいもない感情のほとばしり

翔君のためなら身代わり出頭もできるタツヤですから、仲間への愛情は人一倍熱く、同士だと思っている光一を失った際の後悔、苦しみ、絶望、悲しみという単純には片付けられない感情の放出は過去のライバルと比較しても最大級と呼べます(断言)。リアルを感じずにはおれない、魂を削ったタツヤの思いがダイレクトに観客に伝わり、観る側も体力を要求されます。

 

 

対する王子、光一さんにおける化学反応

いい舞台を作ろうというライバル後輩と光一は基本的に同じ方向を向いていました。そんな協調性をもった後輩と本気でトップを目指すタツヤとは違いがあります。ガチのライバルで、王子をもってしても御しきれない存在がタツヤです。テッペンを脅かそうという相手の前に、王子も本気を出さざるえません。一幕のSOLITARYで袖に引っかかって出られなかったタツヤを叱る光一の圧に驚かされます。圧に圧で対抗する王子。王子の余裕をかなぐり捨てたところにショーへの思いが一層深まります。

 

ライバル役のメンターを外れたコッシーのエロさ

タツヤのメンター(心のサポート役)には今回松崎君が抜擢されています。後輩ライバルの時にはコッシーがメンターを務めていましたが、今回はコッシーがメンターから外れました。メンターとはある意味、サポ―ト役で、寄り添い、影になって見守る要素が求められていたのですが、今回にその要素は求められません。群舞においてコッシーの踊りが際立っています。とにかくエロく魅せるのです。ふぉ~ゆ~の絶え間ない舞台出演を通じて、自分の見せ方に磨きに磨きをかけた越岡さんが、自由に舞台ではねています。その吸引力にドキリとします。

 

新メンバーそして成長し続ける寺西君

新たに、高田翔君、椿泰我君、松井奏君が加わりました。三人ともカンパニーにフレッシュ感と安定感を与えてくれています。「こうちゃん、おかえり」枠だと思っていた松井奏君にこのセリフがなかったのは残念。エリートJr.がどんな風にカンパニーになじんでいくのか楽しみです。そして唯一の続投メンバー寺西君が今回も刀を光一に渡す役を仰せつかっております。寺西君が本物の剣だと気づいた時の表情に新しい寺西君をみました。寺西君舞台上の踊りでも舞台裏でも、もうSHOCKベテランメンバーとして誰からも頼られる存在になりました

 

作品データ

タイトル

Endless SHOCK

製作年

2020年

会場

2/4- 3/31 帝国劇場

上映時間

3時間5分(途中休憩30分有)

エターナルプロデューサー

ジャニー喜多川

演出

堂本光一

出演

堂本光一
上田竜也
越岡裕貴
松崎祐介
寺西拓人
高田翔
椿泰我
松井奏
石川直
日野一輝
梅田彩佳
前田美波里

 

本日の独り言

  • タツヤの夢の中のシェイクスピア劇の中で光一さんが魅せる不敵な笑みが恐ろしいけど美しすぎる
  • 群舞で最初出てきた時の椿君が諸星翔希君に見えたよ。元気かな
  • 松井奏君がちらちらTravis Japanのうみんちゅに見える。うみんちゅと湊君二人で踊って欲しいな。